Damned, Kill me!!〜くっ、殺せ! オークと女騎士の物語〜 体験版感想

ACT

Damned, Kill me!!〜くっ、殺せ! オークと女騎士の物語〜
当方丸宝堂  ACT  1,800円(税抜)
【基本情報】♀主人公 その他製(アクエディ4製) ゲーム性重視 難易度:難しい
【体験版評価】9.0/10点 (面白さ9 システム8 没入感10 エロス9)
【ゲーム情報】
メッセスキップなし セーブはワールドマップで アクションDEエロ
Z…斬撃(3連撃) X…スキル切り替え C…ジャンプ D…スキル使用
S…シールドバッシュ(前方ダッシュ) V…ワールドマップに戻る
↑or↓+S…盾を構える

♀騎士がオーク軍の尖兵として戦うドラマティックACTRPG!

本作で主人公を差し置いて一際異彩を放つのがオーク最大の傭兵団の頭目の英雄、
赤き燃毛のボルフェス。好戦的て色を好み、博識且つ冷静沈着、底の知れない
悪魔契約者である。敗走中の騎士団を率いる当代最強騎士・ファティマは
オークの英雄と一騎打ちに臨み、その後物語は大きく動き出す。

ドラマティックなストーリー展開に心奪われ、しかしそれ以上に備わった
旧き良きレトロアクション性に驚く一品。ACTの腕に覚えがあればその絶妙な難易度に
舌を巻くだろう。パッド推奨ではあるが、キーボードでの操作性も悪くはない。

「Damned, Kill me!!〜くっ、殺せ! オークと女騎士の物語〜」体験版では

全20ステージ中、10ステージまで遊べてしまえる!のだが、体験版仕様ということで
エロありのザコ敵とボスが黒塗り表示となっており、結果的にアクションDEエロも
黒塗り表示でナニされてるか全然わからん。一応それ以外にもエロ要素はある。
10ステージクリアするならACTの腕前でプレイ時間は大きく変わるだろう。
ヘボイ我輩は10ステージクリアで7時間程度。1.2箇所心折れそうな
高難度(我輩的に)なシーンがあったが、いざ突破できた時の達成感もひとしお。
難易度はゲーム開始時に3段階から選べ、本記事はノーマルで遊んだものだ。

Damned, Kill me!!〜くっ、殺せ! オークと女騎士の物語〜01
騎士団登場シーン 躍動感あるドットキャラに惹かれる

「くっ、殺せ!」な敗北がトゥルールート 勝つこともできる

1ステージ目は主人公ファティマ率いる4人の女性騎士団の敗走を描く。
3エリア程踏破後のボス戦、ボルフェスとの一騎打ちで敗北が本作の本筋。
敗北すると「リトライ」or「敗北(トゥルールートに進みます)の2択表示が出る。
初見できゃつに勝てる紳士はそう多くはないんジャマイカ?
一騎打ち前のお互いの通り名口上はかなりアガル演出。

Damned, Kill me!!〜くっ、殺せ! オークと女騎士の物語〜02
HIT…被ダメ回数 KILL…倒した敵の数 その上…経過時間 クリア時の判定に影響

が、勝てるもんなら勝ちたい!勝てない仕様ということもなさそう故リトライ!
頑張って10回程リトライで撃破。勝つと約束通りボルフェスがファティマ達を見逃し
幸せな人生を送る短いエンディングを見ることができる。その後結局トゥルールートに
入る仕様だが、ちょっとした達成感を味わえ且つ「実績」を得られる。
実績がどう影響するかは不明。ただここで勝ちに拘るのはおすすめしない。理由は後程。

Damned, Kill me!!〜くっ、殺せ! オークと女騎士の物語〜03
ボルフェスがなんかカッコイイと思えるのは倒した展開を見たからだろうなぁ

敗北ルートでは悪魔を憑依させられ、悪魔戦士・ファティマとなる。
部下達はオークの苗床化、ファティマ自身は自由に動けるとは言え絶対服従、
なんの希望も見い出せない…それでもいつかは貴様を…!ボルフェスに復讐を宣言する。
対するボルフェスはそれも一興、期待しないで待っておこう、と冷静に受け止め。
こういったムネアツ展開も本作の魅力の一つ。

そんな状況下でファティマはオークを取り巻く近隣諸国に尖兵として派兵される。
コボルド、サヴァギン、アラルーン…といった5つの種族国とオークの
一進一退の攻防、その均衡を破るのがファティマに課せられた役目。
オーク族内でも反悪魔派など下克上を狙う勢力が存在、一枚岩ではない様だ。
進める程にオークの内情や各種族との確執、大陸の歴史が見えてくる。

悪魔憑依の力で斬撃は3連撃に、遠距離ショット可。コスがエロく(笑
どちらも長押しでチャージ攻撃可能、ショットは斬撃に比べるとかなり弱い。
斬撃は3撃目の威力が相当高く設定されているらしくボス戦で上手く当てたい。
ボス撃破でゲットできるスキルはSP(ソウル)を消費する。ソウルはザコを倒すと
放出し、円を描きながらファティマに勝手に集まってくる。
わざわざ回収する必要がなくテンポの良さに一役買っている。

Damned, Kill me!!〜くっ、殺せ! オークと女騎士の物語〜04

基本の流れ どこから攻略するか スキル優先かラクなところからか

基本はワールドマップ上から任意でステージを選び侵攻、スタート時点で
侵攻可能なステージは4つ。ステージクリアでボスステージが出現、
ボス撃破で次へ…の流れ。ここ難しいわ!と思ったら他ステージに挑戦すべし。
難易度はクリア後に表示される故どこが簡単で難しいかはトライしてみないと
わからん。攻略しやすそうなステージからどんどんトライ。

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スキル「デビルウィング」をゲットすれば一定時間空中を自由に移動でき、
ステージの攻略が簡単に。が、それをゲットするステージ自体がかなり難しい。
やらしいわ~ しかしゲットできればクリア済ステージの再探索で一度目の攻略時に
行けなかった場所でHP・SP上限アップ、残機アップなどを得られる。
レベル要素がない本作で成長要素はこれらとプレイヤーの腕のみ。

Damned, Kill me!!〜くっ、殺せ! オークと女騎士の物語〜14

トラップギミックと細かい仕様 ダッシュジャンプ必須

当初は何度でもリトライ可能な仕様かと思ったが、実は残機制である。
残機数は右下に表示されHPゼロor即死穴で減少。即死穴が多いステージでは
油断するとホイホイ減る。デフォで残機30と多い故、何度でもリトライ仕様と
勘違いしたorz ボルフェス戦で使い過ぎたわぁ(泣
残機はステージ中の残機アップアイテムで増やせる。体験版を遊んだ限りでは
残機増に特化したボーナス的なステージは無い故、再探索を含め地道に集める。

Damned, Kill me!!〜くっ、殺せ! オークと女騎士の物語〜09
紫の玉が残機アップ

被ダメトラップやギミックの豊富さも本作の特徴であり、床や天井の針トラップ、
上下移動するリフト、一定時間毎に砕け散る岩、乗るとビヨーンと高くジャンプする床、
高速で長距離移動するリフト、足場の狭い即死穴ゾーンなどなど。
これらのバラエティに富んだギミックやその組み合わせが各ステージを
特色付けていると同時に、プレイヤーの行く手を阻み悩ませる。

Damned, Kill me!!〜くっ、殺せ! オークと女騎士の物語〜10
心が折れそうになったシーン① 鉄球の動きに合わせダッシュジャンプで延々と↑へ

以下細かいが大事な仕様。
被ダメで無敵時間ありのノックバック 滞空中ある程度軌道を変えられる
ジャンプは高度調節可 斬撃1撃目のみ移動しながら放てる

ザコは大概一撃で倒せる故、移動しながらの斬撃でテンポよく進める。
Sキーシールドバッシュ(ダッシュ)押しからのCキージャンプで
飛距離の大きいダッシュジャンプ。使う機会が非常に多く使いこなせる様にしたい。
即死穴が多いステージではデビルウィングでラクしよう。

Damned, Kill me!!〜くっ、殺せ! オークと女騎士の物語〜11Damned, Kill me!!〜くっ、殺せ! オークと女騎士の物語〜12
体験版仕様の黒塗り(笑

ボスの強さや特色もステージ毎に全然違う

ザコステージ後に出現するボスステージは、ギミックありのステージをある程度
抜けてからのボス戦となる。リトライはボス戦から可能。
ボスは総じて強く長期戦必至。どのボスも数パターンの攻撃を持ち、大概どれかが
大ダメージを(HP半分もってかれるとか)与えてくる故、それを絶対もらわん様
攻撃の予兆を見逃さず、攻撃後のスキにどれだけ効率よくダメを与えるか。
レトロアクションの定番、ヒット&アウェイが有効だ。ボスによっては
特定のスキルが攻略に有効な場合もある。

Damned, Kill me!!〜くっ、殺せ! オークと女騎士の物語〜13
心が折れそうになったシーン② HPが高く攻撃力も高い 体当たりが地味にイヤ

更にボスステージ内にもギミックがあり、リフトに駆け上がって攻撃、
邪魔なザコが沸いたりと、どのボス戦も一筋縄ではいかない。
なかなか勝てないボスと相対した時は残機数も気にすべし。
ゼロで普通にゲームオーバーだ。

体験版範囲ではボルフェス以外は巨大なボスばかりで、我輩のPCでは
処理落ち?して逆にゆっくりな時間の中で攻略できたが、一定時間経つと
通常の早さに戻り「ぎゃあ!早っ!」と難易度が一気に増した(笑
ボス戦に入って動きが遅くなったと感じたらラッキー?
こんなことにさえすがりたくなるのだ。

ボス戦に限ったことではないが、あれこれ試しながらリトライを繰り返し、
一息ついた時に見た時計に自分がどれだけゲームに没頭していたか気付かされる(笑
それに比例した達成感を味わえるのは、各ステージに溢れる創意工夫と作り込みの
賜物じゃなかろうか。練り込まれたストーリーも没入感を更に深いものにしている。

Damned, Kill me!!〜くっ、殺せ! オークと女騎士の物語〜14

エロはアクションDEエロ以外にフォルダ収録CGも!

特定のザコ敵とボスのアクションDEエロは敗北時に見ることができる。
体験版では全て黒塗り仕様、イヤラシイ音を響かせながら黒い塊がもぞもぞ動くのみ(笑
特定の施設に行けばファティマの部下3人がオークの苗床と化したドットアニメを、
いつでも閲覧可能。ファティマを信じていた部下達が3人一斉にオークに輪姦される
様はなかなかに壮観。各キャラに近づけばファティマの懺悔モノローグを聞けて
より背徳的に。

もうひとつ、ゲームとは別にCGフォルダが収録されており、ボス撃破ごとに
パスワードで閲覧できる様だ。体験版ではファティマがボルフェスに部下達の眼前で
犯されるショートストーリー付のCGを拝見できた。差分込み十数枚程。
ボルフェス敗北後のエロがないなぁと思ったらなるほど、こちらで補完していたのか。
CGで見るファティマもイイ。二段構えのエロだ!

Damned, Kill me!!〜くっ、殺せ! オークと女騎士の物語〜00

難易度はゲーム開始時に3段階から選べる

以上がノーマルでの感想だが、イージーに相当する「デビルモード」では
被ダメを一切受けない&ノックバックしない仕様となり、難易度はぐーーっと
下がる。ただしファティマの頭上に常に「デビルパワー」と表示されてしまい
「ラクしてます」な烙印を押されたような気分に(笑
ハードは…正直今の我輩ではボウヤ過ぎて無理だorz

くっ、殺せ! オークと女騎士の物語〜15
ファティマの強さがバクハツする体験版最後のボス 唯一姿形が見える

体験版総合的に

我輩にはドストライク!な作品だった。辛酸含め夢中でプレイ。
ハッキリ言って難しい。簡単なステージ、ボスはひとつもないと言っていい。
だが理不尽な難しさではなくなんとか越えてやろう!と思える絶妙な難易度と
バラエティに富んだステージとボス。同じくレトロドットアクションだった
前作以上に描きこまれた躍動感溢れるドット絵モーションや巨大ボスに
心踊らされ、サークルさんの労力が窺える逸品。ゲーマーを自負する紳士は
遊ばんと勿体ない!そうそう、体験版範囲でもシナリオ的にはもう一捻りある。
ネタバレ過ぎてはツマラン故、あえて紹介しない。

キーコンフィグがあることに後で気づいたのはみんなにはナイショだよ。

<追記>
デビルモードとノーマルモードで大幅に難易度が下げられた様だ。
具体的には即死穴による落下死が実質なくなったとか。

撫子「こんな嗜好の紳士にオススメかなぁ?」
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夢子「お取扱いサイト様です」

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