魔法少女セレスフォニア 体験版感想・レビュー
警察でも手に負えない行方不明事件が相次ぐエチノミヤ市を舞台とし、優等生で美少女だけども普通の女子校生のアマネが魔法少女に変身して戦うMV製RPG。きっかけは学園の図書館で手にした本「アルス・メモリア」だった。得体のしれない強大な敵と戦ってきた代々の魔法少女の記憶と技術を記した本である。強い魂をもったアマネという存在とエチノミヤ市で起こっている事件によりアルス・メモリアは眠りから目覚め、アマネは正体を隠しつつ魔法少女・セレスフォニアとして「怪魔」と戦っていくことになる。
予告時点でのお気に入り数13,000オーバーと今年イチの期待値の大作、実際に体験版をプレイしてみてその期待を裏切ることは絶対にないと断言できるデキだ。細かいところから先に述べると、各所作やアクションにまつわるSE、BGM、メニュー・戦闘などの各UIなど、細部にまで配慮が行き届いており、それだけでも独創性が高い。
よく気になるのがマップチェンジの際のデフォSE(コッコッコ…てやつ)、戦闘時の与ダメ・被ダメ時のSEなどがMVデフォSEだったりして「なんでここ変えないの?」という。いわゆる「良作」でもここに気が配られていない作品は多い。正直MVのデフォSEはとんでもなくセンスが悪いと個人的に思っている(むしろデフォだとダサいよ?というKAD〇KAWAの啓示じゃないかと)ゆえ、当たり前のようにそこまで配慮された本作は流石。例えば戦闘やメニューでのカーソル移動音は小気味良いエウシュリー系っぽいあの音だ。
BGMも同じことが言えるしキャラチップや戦闘での敵グラもそうだ。もちろんこれらは本作の魅力のほんのイチ要素、ではそれ以外の魅力を語っていきたい。エロだって戦闘エロ、敗北エロはもちろん、イベントエロも依頼を受けてのエロや街や学園でのNPCエロが段階的にっ!高次元で整っていて文句のつけようがない。
【体験版評価】9.0/10点 (面白さ9 システム9 没入感9 エロス9)
▲ゲームを開始すると、まず主人公・アマネの処女・非処女やエロ経験や初期能力などをある程度任意で選択できる。我輩は処女で清楚な設定にしたが初回の処女プレイは結構難しいゆえ、適当な設定でいいかもしれない。本番まではいかないにしても序盤から初見不可避なエロは結構ある
▲難易度設定はプレイ開始後もいつでも可。まずはノーマルがおすすめ
▲後輩のハヅキとの帰宅中。主人公の父は刑事で現在入院中。母は既にいない(離婚したわけではない)。バイトしつつの一人暮らし
▲変身できるように(変身は任意ではなく必要な時に自動で行われる)
▲まぁ普通に戦えば負けない。魔法・イノセントアローなら一撃。ちなみにここで無理矢理負けてもエロやGAMEOVERにはならない
▲アルス・メモリア内部でメモリアから詳しい話を聞く。ここでは怪魔を倒して得た「魂片」を浄化して「Sl(ソウル)」を得る、Slを消費してスキルを習得・新たな装備・アイテムを得る、回想を見るなど何度も足を運ぶことになる。Sl消費で得られる装備アイテムの他、街でお金を使い買い物で得られる消費アイテムやアクセ類も多数ある。Slを装備品や貴重アイテムに使うか、スキル習得に使うか辺りが悩ましい設計かな
▲オープニングで得た魂片をSlをに変換、Slで「魂のインク」を入手、まずはエングラム「治療魔法Ⅰ」を習得するのがおすすめ。本作では回復アイテムが豊富で入手しやすいが、いざという時のヒールは結構重要だし、HP最大値上昇(生命の祝福)、魂片を浄化しやすくなる(魂の浄化)パッシブも習得できる
▲習得したエングラムは装備することでスキルを使用できる。エングラムをゲットしたら装備すべし、装備枠はデフォ3つ、レベルアップで増えていくぞ
▲アルス・メモリアには自室のテーブルに置かれている本から、または全体マップで直接選択しても行ける。行き届いた配慮の一つだな~
ゲームの基本の流れ
ゲームとしては朝・昼・夕方・夜の時間帯があり、それぞれの時間帯で時間経過する行動を行う(移動や買い物、通常イベントなどでは経過せず、時間経過する場合はその旨の確認が出る)と次の時間帯へ、夜自宅で寝ることで次の日へ。物語はチャプターとして進んでいくが、各チャプターでは特に日数的な制限はないゆえプレイヤーのペースで進めることができる。レベリングも自由であるし、エロステをあげて現段階で発生可能なエロをすべて見ていくのもいいだろう。
▲自室のベッドで寝ると次の日へ。日中であれば休憩して時間帯を経過させることもできる
▲自室では任意でお風呂に入ることもできる。身体が汚れていた(いろいろなアレで)場合キレイになる
1日の流れとしては、朝は学園に向かい自クラスの教室で授業を受け、夕方から買い物や探索含めメインストーリーを進める・写真部で受けられる依頼に挑む、といった魔法少女としての活動を行う。メインストーリーを進めたりイベントをこなすことで全体マップから行けるマップも増えていく。
▲朝の駅前。移動や探索、買い物だけなら特に時間経過なし、学園に行く前にもいろいろできる。新しいマップが出現したらガンガン探索していこう。キラキラポイントからはアイテムを収集できるし集めればアイテムと交換できる「きらきらメダル」もある。モブNPCとの会話はメッセウインドゥではなくログ形式でサクッと表示、会話の度にいちいちゲームが止まることなくテンポがいい
▲コンビニ。他にも消費アイテムを売っているところは多数(学園購買部、自販機などなど)、先にも少し触れたが本作ではHP・MP・TPを回復するアイテムの種類がかなり多い。一番大きいのは戦闘中使えるかどうかの違いで、戦闘中に使えないアイテムは結構安めだがダンジョンに長く潜るなら必要だ
▲駅構内。おや、この娘はアンテシ… 彼女は前述の「きらきらメダル」を有用アイテムと交換してくれる
▲電車に乗ると痴漢イベントが起きることもある(主人公のエロステ次第で発生確率が変化)。まぁ学園には全体マップから直接行けるゆえ痴漢用マップかな
▲学園内。結構広いがアイテムをいろいろ入手できるゆえ初回は授業を受ける前にすべて探索しておくといい。ちょくちょくソフトエロイベントもあるし
本作にはめっちゃエロが詰まっているが、普通に進めるうえでもソフトエロイベントはそれなりにあるし、その気になれば掘れば掘るほどエロがどえりゃあ出てくるわぁ!という設計になっている。↑のイベントなどはほんのさわり。
▲自分のクラス3-1で授業を受けると夕方に。ここから魔法少女としての行動開始
▲Xキーメニュー画面、メインの目的は常にメニュー画面下に表示されわかりやすい
朝学園に行かず自由行動も可能だが、授業をさぼると「学園評価」が減少、低くなりすぎると日頃からアマネをエロい目で見る教師や男子学生などとの学園内エロイベントが発生するようになる。同じように「市民評価」という数値があり、これは魔法少女として活躍すれば上昇(ダンジョン内で市民を救出するなど)、活躍しなければ減少し、こちらも低くなるほど街でエロイベントが発生するようになる。
更に気を付けなければならないのが↑メニュー左下の「支配度」と「侵蝕度」である。支配度は敵による街の支配度、この数値が100になると問答無用でGAMEOVERとなる。日を跨ぐごとにわずかに上昇、ダンジョンを攻略(ボスを倒す)したり、レベリングでザコを狩ったりすると下がる。魔法少女として行動しない日は上昇してしまうわけだ。
▲最初のボス。勝てば支配度は大きく下がるが、敗北でエロられてしまう(途中でメモリアが救出に来て本番まではないが)。瘴気の濃い(=敵が強い)ダンジョンほど救出は遅くなりエロが過激になる
▲最初のボスといえどそれなりに強い、ちゃんと準備してから向かうべし。エロゲの最初のボスだからと舐めてると痛い目に合う(それも一興)
侵蝕度に関しては主人公自身が敵(エロ)に侵蝕されている値。これも100になるとGAMEOVERとなる。こちらはエロや戦闘エロ等で上昇、日を跨ぐことで減少するが一定値まであがるとそれ以下には減少しなくなってしまう。体験版での感覚だと30刻みくらい…か?つまり支配度は割と取り返しがつくが、浸食度は取り返しがつかないのだ。
という感じで処女プレイにしてもエロいプレイにしても「支配度」と「侵蝕度」のコントロールが本作のキモ。GAMEOVER以外のところでいうと、支配度があがるほど街の治安が悪くなりセクハラおじさんの出現数が増えるし、侵蝕度は「淫欲度」と共にエロイベントのフラグになっているかと。
▲支配度が高くなると街などのマップにいきなり揉んだりキスしてきたりなセクハラおじさんが増える。特に夜に多く、こちらを見つけるなり近寄ってきてセクハラを仕掛けてくるぞ
それ以外に気を付ける数値としては「瘴気汚染」か。これは特にダンジョン内のエロトラップやギミック等で上昇し、瘴気汚染が高いまま(おそらく50以上)寝てしまうと、侵蝕度が上昇してしまう。本作は結構気にすべき値が多くそれぞれが連動していたりと、なかなか複雑なんだがそれが面白くもある。
▲こいつは次のダンジョンのボス。ある程度HPを削ると数ターン後に強制敗北となる大技を放ってくる。序盤最大の必殺技・イノセントレイジ(TP80消費)で一気に倒そう。ボス戦にはTPを貯めて挑むのが定石。TPは戦闘でも貯まるし食品類などのアイテムでも上昇する
▲上のボスに敗北すると催眠をかけられスラム街でオナニーさせられた挙句男たちに見ヌキされてしまう
▲ザコ戦での戦闘エロ。ハートの付いた敵は1T予告行動後に拘束攻撃を仕掛けてくる。受けてしまうとXキー長押し→ゲージをMAXにすることで拘束から抜けられるがその間エロられてしまうぞ!(エロを受けたければ放置で)快感値ゲージがある程度上昇すると絶頂してしまいエロステ上昇+瘴気汚染上昇。「防御」すればある程度回避しやすい
▲被ダメで「衣装耐久」が下がるとコスチュームが半壊→全壊してしまい、戦闘中確率で行動不能(バッドステ・羞恥)になることも。衣装耐久は魔法やアイテムで回復可。またエロられすぎたり、エロギミックを受け続けるとバッドステ・発情が付いてしまい
▲戦闘中の立ち絵やセリフも発情になる。発情は移動で徐々に回復するが発情(強)にもなるとまともに行動できなくなってしまう
▲ダンジョンによっては歩くだけで快感値や瘴気汚染が上がるギミック(マップのピンク部分)や隣接すると発動するエロトラップも
▲ザコ戦で敗北した場合はこのような立ち絵+エロいログシーン。ここでは何でもできず、救出ターンまでただひたすらに耐えるしかない
▲学園の写真部ではアイテム購入やアイテム合成の他、メインストーリーとは関係ない依頼を受けることができる。この依頼は段階的なものが多くエロもあり。お金稼ぎとレベリングにもってこいだ。撮影会でお金を稼ぐこともできる。写真部はセレスフォニアのファンクラブ本部的な場所で、且つ主人公がセレスフォニアであると知っている数少ない人間の集まりでもある
▲「電車の調査」を受け電車に乗り込むと痴漢シーンに。痴漢シーンでは選択肢で「抵抗する」「耐える」などを選択する。うーむ、形式的なエロバリエーションがめっちゃ豊富だなぁ
▲「<FREE>怪魔討伐作戦」はいいレベリングマップだが、敗北してしまうと本番までされてしまう。体験版ではこれが一番過激だろうか
体験版で拝見できるエロのすべてではないが大体こんな感じだ。難易度ノーマルで普通に遊んでも初見ではエロ不可避、であれば最初からエロエロでプレイするのが吉。仕様を理解した2週目で処女プレイに挑むと楽しめそうな。「ほほう!さっきのエロとはまた違う形式の見せ方?」と驚くことも多く、ちょっとしたゲーム性あるエロシーンもあったり。体験版ではないが、テレビでセレスフォニアで活動しているところを放映されてしまい身バレする要素や、自身でライブ配信するような要素のエロバリエーションもある。
▲体験版を遊びきってのエロステ。かなりボリュームがあったなぁ、5時間は遊んだと思う
▲主人公以外のエロもいくつか。これは後輩のハヅキが敵に捕らわれ…の図(メインストーリー)
Sキーで拝見できるスマホでは全ヘルプを再読できたり、各ダンジョンで入手できるアイテムや敵データなども見ることができて便利だった。学園内は広いがファストトラベルが便利でほんとユーザビリティにも配慮されている。紹介しきれてない細かい他の要素もあるのだよなぁ。
総合的にゲームとしてもやり応えがありつつ、そこら中にエロが存在し掘るほど深くなっていく、とんでもない大作だった。外注している部分もあるとはいえ、個人サークルでここまで作り込めるものなのか… すげぇな!
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