エロRPG「Carnaval del Diablo ～悪魔の謝肉祭～」　スライム定食

RPG

2020.03.19

Android RPG Ios対応アイテム収集要素ツクールMV製バランス型女主人公特徴あるゲーム設計着せ替え要素騎士・姫

Carnaval del Diablo ～悪魔の謝肉祭～　体験版感想・レビュー

剣技の訓練中に突如現れる魔王、さらわれた姫騎士・イルミナ(CV:陽向葵ゅか嬢)が主人公のMV製RPG。魔王城の牢獄に捕らわれた彼女は看守の悪魔に挑むも敗北、フェラを強要されてしまう。しかしそれを機に「精液を得ることで魔法を使えるようになる素質」に気付いたイルミナは、魔王の儀式が行われる20日後までにできるだけ自身を強化、魔王に挑み脱出を目指す。

ざっくりいえば、ダンジョンでレベルアップ、装備品合成のための素材を採取、エロで魔法を習得で強くなっていく。
【体験版評価】7.5/10点 (面白さ7 システム8 没入感7 エロス8)

1日に4回の行動が可能、各時間帯で選択できる行動は「探索」「魔精を集める(エロ)」「合成」「休憩」だ。探索では「煉獄」「黄泉」という2つのダンジョンに挑むのがメイン、探索で得た素材は「合成」で使い装備品などを作り出せる。「魔精を集める」で悪魔たちを誘惑してエロをするごとに魔法を一つ習得できるが、内容が激しいエロほど疲労値が上昇、「休憩」で大幅に疲労を回復できる。

▲「探索する」で魔王城内を歩き回ることができる。城内ではNPC(悪魔)と話して情報を得たり、結構アイテムが仕込まれている故、ダンジョンに潜る前に探索しておこう

一通りプレイしてみた感じ、まずはエロで各属性魔法を一通り覚えたり、ダンジョンでは敵を避けて採取で素材を集める方向性で進めるが良さげ。何故なら本作は時間が限られており、戦闘するごとに時間が経過する。ゆえに装備も含めなるべく強化してから強い敵と戦い、経験値を多く得た方が効率がいいからだ。

▲「魔精を集める」でのエロ選択肢

本作では選択したエロにより「S度」「M度」「服従度」などが上下し、それぞれの数値によって方向性の異なるエロが解放されていくっぽい(体験版は2種しかエロがなく詳細は不明)。これが本作のウリの一つだろう。具体的にはSまたはM度が80以上になるとエロが変化するようだ。若干調教SLGっぽいな。エンディングは9種もあるゆえ、クリア日数の他これらの数値も条件に関わってくるかと。

▲2種のダンジョンの内、煉獄。多彩な敵が登場する。黄泉はアンデット系のみ？っぽい

RPG部分も一般的なエロRPGと大きく異なる。本作では同階層の敵でも強さがピンキリなのだ。また敵シンボルの見た目=出現する敵となっており、当初はどの敵が強いのかよくわからんが、総当たりで戦っていくうちに敵シンボルの見た目で「こいつは強い、今は避けるべき」などがわかってくる。逆に言えば総当たりしてみないと勝てる敵なのかわからないため、こまめにセーブしながら戦ってみる必要がある。

▲最弱のスカルウォリアー。レベリングするならこいつから狩り始めるべし。ただ得られる経験値はこちらのレベルとの相対的な関係にあるため、ある程度レベルがあがるとこいつからはほとんど稼げなくなる。主人公の強さと同程度の敵を狙うのが定石、そのためには一度戦ってみないとわからない

▲体当たりを連発してバランスを崩してくる(1～2T行動不能)スカルウィッチ(ウィッチ？)、運が悪いと3、4T動けないことも。Lv6で挑んでも勝てなかったorz こいつも煉獄1階に出現するため、Lv1で挑んでしまうとまず勝てない。敗北すると探索終了、牢に戻ることになり時間を無駄にしてしまう

デフォ装備で勝てる敵は最初のダンジョンでもほんの一握り、スケルトンシンボルの敵ぐらいだ。他の敵もいる中、そいつらを狩って着実にレベルアップしていくという、かなり慎重に戦う必要がある設計だ。もしくは前述の通り、敵シンボルをひたすら避けて採取や宝箱をゲット、戦闘をしないままより深い階層へと潜り(ボスや通せんぼ敵はいないが避けづらい敵は多数いる)素材を集め、合成で強力な装備を作るか。

とまぁこの設計に関しては好き嫌いがあるかもしれんが、アリといえばアリかなと思う。ただしんどかったのは、敵の多くがスタン系を含む状態異常魔法やスキルを使ってくること。体当たりでバランスを崩す(大概敵の方が素早く先手を取られる)、眠らされる、麻痺、魔法封じなどなど、しかもそれがランダムで数ターン続くため、運が悪いとほとんど何もできず敗北、という確率も低くない。

ゆえにただ順当にレベルを上げればいいというものでもなく、避けるべき敵は避け、こまめなセーブとトライ&エラーが前提だ。

▲エロで魔法をこれくらいおぼえていくと序盤は楽になる