蒼穹のクレイドル-人形学園調教記- 体験版感想

RPG

蒼穹のクレイドル-人形学園調教記-
ルナソフト  RPG  1,900円(税抜き)
CV:野々村沙夜 柚木サチ 唯香 市川みぃ 草野花恋 七ヶ瀬輪 鈴音華月 こたつみやこ
蒼穹のクレイドル

■人形遣いとなり魔法人形と共に戦う ユニット育成自由度の高いRPG

人形遣いの操る「アイオーン」と呼ばれる魔法人形が労働の要となっている世界が舞台。アイオーンは人間の命令に絶対遵守であり、人間は文化の向上にのみ力を注ぐ時代。魔法人形学園に通う主人公は「セレスティア」「リューネ」「アリス」の3人の魔法人形と共に前時代の異形との戦いに巻き込まれ、魔法人形都市ファーラルで起こる様々な事件と対峙することになるのだ。仲間ユニット育成が楽しいRPG。

戦闘では敵のHPをゼロにして倒すことも重要だが、BPという数値をゼロにすることで相手をスタン状態にすることができる。BPをゼロにすれば一方的に殴れるワケだ。

3人の魔法人形がメインヒロインで、その他にもミミル、エステル、オーレリィ、ベル先生、行商人レティシアなどたくさんの娘が登場する様だ。その為声優陣がまたかなり豪勢なことになっている。体験版がある故、気になる紳士はレッツらプレイ。

■「蒼穹のクレイドル-人形学園調教記-」体験版では

体験版では序章クリア(ダンジョン2つ)と各種施設すべてを体験可能。エロシーンは4つ。うむぅ、おもしろい!本作はユニット育成方向が多岐に渡る自由度の高さがウリ、純粋に味方ユニットが強くなることを楽しめるRPGだ。SRPGではない。RPGな。例えればロマサガ、とまでいわんが、それに近い育成自由度だ。戦闘も非常にタクティカル。非常にゲームやりこみスキー向き。ツクールRPGに飽きたならコレを遊べ!

■街で準備を整えダンジョン攻略 やりこみ要素が多くマウスオンリーで遊べる!

主人公とメインヒロイン3人を中心として、章を進めて行く1本道のストーリー展開。街では画面から各種施設を選択して利用する仕様で、実際歩いたりするのはダンジョンのみだ。そのダンジョンはフィールドがマス目状になっていて、進みたい場所をクリックすることで指定したマスまで歩いていく。ランダムエンカウント故、途中バトルが発生する。ダンジョンからは一部を除き、いつでも街に帰還可能だ。

■バトルはいわゆるWTB 素早さが高いほど行動できる回数が増える

本作は5人PT制のWTBで前衛3人後衛2人の本格的なPT戦だ。主人公アレクは戦闘不参加。後衛は被弾しないワケではなく被弾確率が低いだけだな。攻撃力が落ちるということもない。緊張感のあるWTBは同人ではやはり新鮮。素早さが高いほど行動ゲージが貯まりやすく一杯になると行動可能。攻撃、アーツ(スキル)などを選択すると、今度はその行動の為のチャージタイムに入る。ゲージいっぱいで発動だ。この繰返しでバトルが展開する。

時間の流れがそれなりに早く、最大5vs5の戦闘ともなると慣れるまでは戦況の把握が難しいかもしれん。よくわからんうちに、誰かがスタン(BPが0)になっていたり戦闘不能になっていたり等はままある。しっかり戦闘状況を把握できる様になればかなり面白くってくるはずだ。このバトルシステムは同人ではあまりみない、
企業サークルさんならではの洗練されたシステムだ。いい意味で商用ゲーチック。

バトル勝利後はHP・BP全快。MPのみ回復しない。これがミソ。要はMPさえ切らさなければいくらでも探索・レべリングしていられる。戦闘敗北の場合は強制的に街に帰還。試してはいないが、特にペナルティはないっぽいな。

蒼穹のクレイドル-人形学園調教記-

■優先的に削るのはHPかBPか 常に視野にいれより有利に戦うタクティカルバトル

↑でも紹介しているが、本作ではHP・MPの他、BP(バランスポイント)という値がバトルを有利にすすめられるかどうかの鍵となる。バトル中ゼロにすることができれば一定時間行動不能になるからだ。体感としては結構短い時間だが、BPを削りやすいアーツを使うことで割と簡単にBPゼロにできる。敵が多いときにはかなり有効だ。BPを削りやすいアーツは装備武器の種類によって異なる。打撃系武器はBPを削りやすいアーツが多く、斬撃系はHPダメ重視のアーツが多い。魔法系アーツは様々。

BPはキャラ、クラス、敵個体依存の固定値で、レベルアップして増える値ではない様だ。敵のBP傾向としては見た目でバランスを崩しやすそうなヤツはBPが低い。が、飛行系の敵はBPが高い。飛んでるからだな。初見の敵は見た目で判断すべし。と、思わせといて!もあるかも。

バトルではアーツでの攻撃が基本となる。通常攻撃は相手を指定できないランダム攻撃だからだ。そこで重要なのがMPの管理。MPは敵BPにダメを与えるほどに回復する。MPを回復したい場合は、BPダメの高いアーツで回復すべし。

バトルで各種行動をとることでスフィアを貯めることできる。これはバトル後も持越しで緊急時、ボス戦時の為にとっておきたい。スフィアを消費することでセクロスフィアを発動可能で、1ゲージ消費で1人全回復、2ゲージで戦闘不能復活、3ゲージで敵全体の行動を一定時間停止可能。格ゲーの必殺技ゲージみたいな要素だな。

■ユニット育成自由度高し!オリジナルユニットをイチから作成可能

ゲーム開始時から家族同然のアイオーンが3人いて、彼女らは戦闘でもやはり強い。メインヒロインであるしな。しかし戦闘は5人PT制、更に戦闘中交代可能な後詰として5人連れていける。章を進めれば仲間になるサブヒロインもいるっぽいが、万全の状態を作るなら10人のメインユニットが欲しいところだ。

その為の補充要員は2つから選択できる。一つはタロウズ隊。主人公アレクが生み出した下っ端アイオーンである(ペンギン型)。彼らは会話イベントでもよく絡んでくるが、戦闘要員としても登用可。が、弱い(笑 序盤はともかく成長率が低い故、臨時戦闘要員だ。後程紹介するミニゲームで能力を底上げできるが、やはり臨時戦闘員である。

もう一つは、特殊なアイテムを使用して新たなアイオーンを作成すること。この場合、名前を決め、クラス、容姿をを選択可能。また、画像読み込み機能で手持ちの画像を使うこともできるオリジナルユニット(♀)だ。彼女達は会話に絡んでこないし、メインヒロイン達に比べると弱い。しかし、魔法人形合体を行うことでレベル1に戻るものの、能力の底上げを行うことができる。合体を繰り替えせばメインヒロインを凌ぐ強力なバトル要員を作れるっぽい。むしろメインヒロインをPTから外してオリジナルユニットのみでやりこむ?

装備について少し触れておくと、本作では多種に渡る武器タイプ、防具が存在する。各ユニットに武器3つ、防具4つを装備可能。武器はバトル中に切り替え可。装備武器タイプ毎に固有のアーツを修得するが、得意武器はキャラ、クラスに依存する。その点でもオリジナルユニットは自由。理想のPTを目指し、序盤からガンガン育てるべし。

■各種制限解放の為のミニゲームに挑め!

街のアカデミー(学園)では、所持アイテム数、倉庫に預けられるアイテム数、街で購入できる装備品ランク等、様々な制限を解放する為のミニゲームがある。それぞれをアップするかどうかを学級会の議題とし、可決率が高いと解放。学級会では制限時間内に各種コマンドを駆使し、参加メンバーのご機嫌取りをするのだ。ここでもタロウズ隊が活躍。これはこれでなかなかに面白いミニゲームだ。

蒼穹のクレイドル-人形学園調教記-

■メインヒロインとのエロは好感度で解放。サブヒロインとのエロも

メインヒロインとのエロは、一緒にバトルをすることであがる好感度により街の自宅で発生する。イベントはエロ・非エロ半々くらいか。セレスティアは母・姉ミックスな感じのキャラでエロはご奉仕系か。リューネは幼馴染ツンデレキャラだが、エロではデレデレ。アリスは妹キャラだが会話イベントでも毒舌キャラで、エロではSなロリだ。シナリオ上でエロが発生することもあるし、サブヒロインとのエロもあり。

■体験版総合的に

やはりバトルシステムが一番のウリ。BPを意識しながらのバトルは面白いの一言。また、キャラ同士の会話のカラミもコメディタッチで楽しい。オリジナルユニット作成等のやりこみ要素も豊富で、ツクール製RPGに馴れスギちゃんの我輩としては非常にフレッシュに楽しめた。商業系サークルならではのクオリティを楽しめる良作だと思うぞ。

<本作の販売DLサイト>
DLsite

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