流刑の召喚姫 プリステラ

RPG

流刑の召喚姫 プリステラ
オドントティラヌス  RPG  1,300円(税抜)
流刑の召喚姫 プリステラ

流刑の召喚姫 プリステラ 召喚を駆使して戦い、双子の姉に復讐を果たす

無数の島々と海で構成された世界。とある島の王国で王族の娘が次々と暗殺される事件が起きる。この王国では召喚術に長けた王族の娘が女王となる慣例。犯人として最後に残された双子の姉妹の内、素行の悪いプリステラが疑われた。それもこれも実は双子の姉・アネモネの仕業でプリステラはハメられたのだ。島流しの刑でどこかもわからない島に飛ばされた彼女は、召喚術だけを頼りに姉への復讐を誓い祖国を目指す旅を始める。

復讐の旅、とはいうものの展開的にはゆるーいコメディ調(笑 召喚術で最初に契約することになる魔人・カリュブデスを始め、プリステラの周囲に集まる者達はユルボケキャラが多い?カリュブデスはへなちょこ触手娘な風貌でプリステラをマスターと付き従うものの随所でバカにしてんのか?的なセリフ(笑 肩の力を抜いてストーリーを楽しみつつ、バトルは召喚術が特徴的で新しい。これまでにないテイストの召喚バトルになっている。全体的な難易度はそれほど高くはないが、召喚術を使いこなすほど楽に効率よく戦えるだろう。ある意味戦術的なバトルといえる。

「流刑の召喚姫 プリステラ」体験版では

最果ての島テラリアムでダンジョンをクリア、船をゲット、工業島アイアンコメットでいくつかのイベントをこなしレイン、フルスを仲間して次の熱帯の島に行く直前まで遊べる。エロイベントを回収していると1時間以上は遊べるだろう。バトルシステムが新しく面白い。エロは4つ…?

基本的なことをつらつらと 船で次々と新しい島へ

最初の最果ての島で船をゲットすると、船が「拠点」となる。その船で島から島へと渡り最終的に祖国に戻るのが目的だ。各島にある町や王国でのメインイベントをクリアして次の島へ、という流れ。一つの島の滞在期間は短く一度訪れた島にはテレポート可能なアイテムが手に入る。ものっそい古いが展開的には止まる駅ごとにイベントがある銀〇鉄道9〇9みたいな感じ。次の島への地図を手に入れ、船を動かすガソリンである「水神玉」を入手する流れだ。地図はメインのイベントでしか手に入らんが、水神玉は主にエロイベントを消化し材料である精液を入手することで生成できる。

特徴的な召喚術 召喚時にもスキル発動

まず、本作の「召喚」は召喚して常にPTの仲間として帯同する類ではない。基本的にバトル中のみ召喚でPTに加わり、バトルが終われば還る。ただ物語序盤に召喚術で契約した魔人・カリュブデスだけは特別、以降彼女だけは常に同伴するパートナーとなる。(メニュー画面上では存在しない)他召喚獣はマップでの会話に絡んでくることは無く、カリュブデスと人間キャラだけが会話に絡む様だ。バトル開始時はプリステラとカリュブデスの2人のみであり、最大4人PTという枠を考えて他の召喚獣を召喚する。

召喚獣はストーリーを進めてそれっぽいのを倒すことでバトルで召喚できるようになる。バトルで召喚した際はただ召喚されるだけでなく、召喚と同時に特定のスキルを発動、そのままPTの仲間として戦ってくれる。

召喚の仕方にも「即時召喚」「高等召喚」の2種存在する。前者はターン開始時に即召喚、後者はターンの最後に召喚。またそれぞれで召喚時に発動するスキルが異なる。後者の方が召喚時に強力なスキルを発動し、必要MP・TPも高い。

その他召喚術含めた特殊なルールを箇条書きで紹介

・主人公のレベルアップと共にカリュブデス含めた召喚獣の強さもアップ
・召喚は主人公のみ行うことができ、召喚にはMPとTPを消費
・召喚獣はドクロマーク付のスキルを使うとスキルを発動して戦線離脱
・戦線離脱した召喚獣は全回復、戦闘不能以外のデバフ解除、バフのみ引き継ぎ再召喚可
・バトル終了でカリュブデス含めた召喚獣はHP・MP・TP全快。TPは最初から100

召喚時だけでなく、離脱する際も特定のスキルを発動するのである。
例えばカリュブデスの離脱スキル「いけにえ」は最速で全体攻撃魔法を放ちバトルを離脱、「癒し系魔人」は味方全体のMPを10%回復しバトルから離脱する。

これらを鑑みてだ、本作のバトルは召喚、離脱をガンガン行いそのタイミングと管理を行う、という変わったバトルなのだ。誰を召喚するか?はその召喚獣の強さだけでなく、発動・離脱スキルの有用さも影響してくる。召喚回数が増えると主人公の消耗が激しくなる故、回復アイテムはある程度もっておくべし。カリュブデスの「癒し系魔人」は長期探索では重宝するだろう。

また、本作では人間キャラも召喚獣扱いだ。普段彼女達は拠点である船で店を切り盛りしているが、そこから強引に召喚する(笑

雑魚バトルではカリュブデスで事足りる 追いつめられたら奥の手!

↑でバトルが難しい印象を与えたかもしれんが、体験版範囲でのザコ戦はプリステラとカリュブデスで事足りる。カリュブデスの全体攻撃が強い。召喚獣は戦闘終了・再召喚で全回復するため、消耗を気にせず全力で戦えるしな。彼女の強さを盾に主人公のレベルをどんどん上げるべし。その分カリュブデスも強くなる。属性的に苦手な敵やちょっと強い敵が現れたら他召喚獣で対処。もちろんボス戦では召喚必須。

ボスなどの強敵相手や探索が長引きピンチな時、「デーモントレード」というシステムを使うべし。これは「服度」(MAX3)を1消費して主人公を全快しつつ全ステにバフ効果を受けられる奥の手。服が破けるけど。服度が0の時に使うとあるデメリットが。まぁ奥の手といいつつ、ゼロにならない程度に使っていいだろう。体験版では使うまでもなくデメリットがよくわからなかったorz 理性ダウンか?

理性・悪度のステータス 理性は回復できる 水神玉の使い方が鍵

プリステラには「理性」「悪度」という値が設定されている。理性は主にエロ関連、悪度はエロにも影響してるっぽいが、エンディングにも影響する。世間一般的に悪いこと(犯罪的でなくても背徳的なこととか)をすると悪度が上昇する。理性はエロ関連で下がるが、アイテムなどで回復することも可能。これらの数値によって受けられるイベントも変わったりする。

次の島に行くための「水神玉(船のガソリン)」はそれ以外にも使いみちが多い。拠点であるボロボロの船を修復したり、レイン、フルスのショップの品揃えを豊富にしたり等々。ゲットする為には材料である「精液」を採取せねばならず。町NPCのエロは豊富故、全部とって環境をよくするか必要最低限に抑えていくかはプレイヤー次第である。エロは売春、仲間を売ったりするシチュもあるとか。理性も下がりそうだが悪度があがりそうだなぁ。

体験版総合的に

前作のバトル難易度が低くもう少し難易度をあげようという試みの本作だが、我輩的にはもうちょっと難しくてもいいんじゃ?という体験版だった。これだけよくできたバトルシステムならもっとひりひりしたバトルを試したい!という意味でだ。召喚術システムは実によく考えれらているなぁと。あの作品のバトルおもしろかったなぁ、と印象に残るんじゃなかろうか。「復讐の為には悪事やエロも厭わない!」というスタンスの主人公、それでいて会話はボケが多いユルーイ系のギャップ。メリハリがあるな!ゲームが好きなら是非体験版を遊んでもらいたい作品だ。

夢子「お取扱いサイト様です」

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