ロールディアの翼 ウォータースプーン ARPG 1,700円(税抜)
【基本情報】♀主人公 ウディタ製 バランス型 難易度:やり応え CV:藍沢夏癒
【体験版評価】8.8/10点 (面白さ9 システム8 没入感9 エロス9)
【ゲーム情報】C(またはShift)キー…メイン攻撃 V(またはA)キー…サブ攻撃
Zキー…決定 Xキー…メニュー・キャンセル Sキー…ダッシュ・歩き切り替え
Dキー…ポーション使用 若干慣れが必要
レベル概念無しの熟練度制 タルやタンスアイテム無し バックログ:無し
メッセスキップ:あり ウィンドゥ消去:無し(必要を感じない)
セーブはダンジョン内不可 エロステ:あり UI独創性:やや高い
■INDEX
高完成度・高自由度ARPG ヒロインカスタマイズ性も高い
突如賊の大群に襲撃された魔法戦士の国・ローメニア。姉と慕うゼルフィナの
手引きで1人ローメニアから脱出したアルマが主人公のフリーシナリオARPGである。ロールディアの騎士となりローメニアを占拠する輩と戦うTRUE的なシナリオもありつつ、物語の要所で現れる選択肢や行動次第では別のルートを辿ることも。
主人公・アルマの外見は肌色、髪色の他9か所の部位にコスをカスタマイズ可能、強くてニューゲーム搭載と、ARPGながらいろんな遊び方ができそうだ。またARPGとして、特に「当り判定」がブラボー級、単純に戦闘が楽しい(重要
「ロールディアの翼」体験版では
選択肢(ルート)や遊び方によっては1時間位で終わったぁ、と思うかもしれんが隅々まで探索すれば様々なイベントがあり、我輩は3時間以上は遊んだかと。流石に着せ替え用コス購入までは手を付けなかったが、そこ迄やりこむととんでもない時間泥棒になる。相当数の衣装があるしな;普通に遊んでいるとエロを見る機会は少ないが、探せば結構あるぞ~
▲トゥルー的に進めた体験版最後のワールドマップ
基本仕様
基本はイベント、またはNPCと話し「新たな地名・拠点名」が出るとワールドマップに新たなダンジョンや拠点が追加されていく。ロマサガっぽい。ダンジョンはランダム生成で各階層が結構広く、代わりにそんなに深くはない。次の階層への魔法陣を見つけてもくまなく探索すれば宝箱を発見したり、一度進めば前の階層に戻ることはできないなどややローグライクの感覚に似ている。体験版では大概2~3階層、帰還アイテムを持っていれば任意で脱出できるし、最深部の魔法陣からも脱出可。
おそらくダンジョンは、イベントで潜る、とりあえず潜ってみたら途中イベント発生、特にイベントは無いがいい狩場、この3つのタイプに分かれる。イベントで潜るのであれば踏破必須だが、後の二つのダンジョンは必ずしも潜る必要はない。こういうところがフリーシナリオの醍醐味だ。
また本作はリアルタイム制で画面左上の時計の針がどんどん進む。朝方、昼、夕方、夜、時間帯の遷移と共にマップ上の情景も変化するが、
体験版ではフラグ的な要素は無さそうだった。店は24時間空いているし、NPCもずっと同じ場所に留まり。
時間経過で各種ゲージ上下、おしっこしたくなる(限界を超えるとその場で漏らす)、お腹が減る、など。おしっこに関しては漏らしそうになると「尿意」アイコンが付き、各地のトイレで用を足せば(カットインあり)解除、お腹が減るに関しては食事効果(各種能力+や回復能力アップ等)が切れた状態というだけで特にデメリットは無い。
マップの情景の移り変わりは美しい。昼の草原では雲の影が流れ、花を踏むとちゃんとリアクションがあり、夜の街の街灯下では光源方向が計算された影が動く。既出の美しさではあるが、繊細な表現はゲームを面白くすると思うのだ。
SキーダッシュはAPがゼロになっても続けられる。デメリットは敵に遭遇したときAPゼロ状態で戦うことになること。コレに気づくと探索がぐっと楽になる。
▲ゼルフィナは雷魔法で援護 非常に強い 被ダメでコスアーマーブレイク
ACT戦闘パートの当たり判定がブラボー級!
ツクール製のARPGは当り判定がマスに依存している故、見た目と当り判定のギャップで「見た目に当たってるのに当たらんよ!」という現象が少なからずある(最近は減ってきているが)。ウディタ製のARPGはツクールのそれに比べ当たり判定はかなりいいが、本作の当たり判定は特に優れている。
序盤から使える風魔法・ウインドは前方3マス先につむじ風的なエフェクトが出る。一見「3マス先の敵1体にしか当たらない魔法」なんだが、実は周囲にも効果範囲があり、更にその範囲内であれば敵の人数に関係なくダメを与える。「お、見た目以上に当たる!」この点はサークルさんのアイデア勝ちだなぁ。
更には当て方によって2ヒットしたり、1ヒットだったり。え!?これどうなってんの!と驚愕した。魔法の芯に近い場所なら2ヒット、遠めだと1ヒットという理屈だとは思うが、全く「マス」を感じないんだよなぁ。敵と戦うACTパートが楽しい、ARPGでは大事なことだ。微妙な位置関係で当たり判定が変わり、ツールとか関係なくARPGとしての基本が高水準。
序盤はウインド2ヒットで一撃で倒せる敵も多くMP効率も変わる故、当たり判定のデキにスタンディング・マスターベーション!
あとな、敵がこちらを認識した際や倒された際の吹き出しセリフ、与ダメ・被ダメ時の擬音文字など一瞬しか表示されないものの敵の個性が際立つ演出に拍手。
パートナーと行動するか否か 悩ましい選択
イベント進行時などは特定のキャラがパートナーとなってくれる。その際はアルマの攻撃に合わせて援護攻撃してくれる故攻撃力補強、且つ
パートナー分のHPもプラスされてかなり強化される。故に選択肢ではパートナーと一緒に行動する方向で進めた方が楽に攻略できる。
が、そうでない選択をした場合に何か別のイベントがあったりするのもフリーシナリオならでは。
体験版範囲でもイケメン剣士(しかもイイヤツっぽい)イルメイアと何度か一緒に行動する機会がある。最初の選択肢で断るとあるダンジョンが出現しない、2回目の選択では大きく流れが変わり、一緒に行動するとロールディアの騎士を目指す流れ(正規ルート?)になり今後拠点となるノーブル商業区に自宅ゲット。断った場合はノーブルで宿屋暮らし(当然お金が必要)になったりと、序盤展開だけでも結構な変化があった。
ただこの時点で完全にルート分岐してしまうというよりは、後々の行動で正規ルート流れに乗るような選択もありそうだった。例えばイルメイアと行動するとあるキャラと出会うイベントが起きないが、後ほどソロで再度ダンジョンに向かうとそのイベントが起きたり。
装備品集めとスキルレベルアップで強く お金も換金アイテムで
レベル概念がない本作でアルマを強くする方法は2つ。一つは筋力、魔力、体力、器用、4つの能力の上昇。装備品や装備品強化で上昇、また食事することで一定時間上昇する。
二つ目は各種スキル熟練度を上げる。武器で攻撃すれば武器スキルゲージが上昇しMAXの状態で「寝る」ことで武器スキルレベルアップ。魔術スキルは魔法攻撃で、防御スキルは被ダメで、盗賊スキルは鍵のかかった宝箱を針金で解錠を試みる等で上昇。これらが高い程強くなる。
ちなみに盗賊スキルが上がると「盗む」を修得、NPCとの会話時「盗める」様になり、しかし自由度の高いゲームで悪事を働けば大概…
どちらを上げるにしても、クリア済ダンジョンを上手く利用すべし。ランダムダンジョン故何度でも新たな宝箱が出現し、同じ名前でも
ランダム効果が付いたより強い装備品をゲット、新たな装備を見つけることもあるだろう。敵はよく換金アイテムをドロップ、店で売ろう。金策は基本これ。そうこうしている内に各種スキルも上がっていく。
各種ゲージについて
ゲーム画面下部には常に下のゲージ類が描写されている。
HP・MP・APはまだしも右のヤーツは?
HP…減少で立ち絵段階アーマブレイク 0でエロ突入 自然回復(遅)
MP…魔法使用で減少 自然回復(遅)
AP…武器攻撃・魔法攻撃で減少 自然回復(早)
この3つは時間経過(行動中でも)で自然回復。初期武器であるレイピアでの攻撃は剣が前方2マスに向けて飛ぶ。ある程度連射が効き当てやすく、AP回復も早い為これに頼りがち。序盤使える様になるウインドの魔法は前述の通り前方3マス先にエフェクトがでて周囲にもダメを与え使いこなすにはややコツがいるものの、ダメージ効率良しで敵の密集箇所にかませばまとめて倒すこともできる。
故に魔法メインで戦いMPが切れたら武器攻撃スタイルの方が熟練度上昇のバランス的にもいい。そうそう、攻撃はメイン(C)、サブ(V)の2種でデフォではメインがレイピア、サブがウインドだが、装備を入れ替えれば逆の配置にもできる。
VIT…時間経過と共に緩やかに減少。0で気絶。宿(ベンチ野宿も可)等で寝ると回復。
EST…発情度。各種エロステが上がるほどにエロで上がりやすくなる。
ORG…肉欲度。これが高いと時間経過でESTが上がる様に。
基本的にはESTもORGも時間経過で低下。エロ仕様も続けて紹介しよう。
エロは全て立ち絵+エロいログ
敵と戦っていると被ダメで立ち絵の服が段階的に破れ、触手に絡まれるなどのエロ攻撃をされたり、白濁が付いたりもする。この段階では
セクハラみたいなものだが、それでもESTやORGは上昇するし、パートナーがいる場合は画面右上のアルマの気持ちが「恥ずかしい」になる。萌え。
ただパートナーがいる場合はある程度HPが減ったところで自動回復し(パートナーの能力?)、敗北できなかった。以下パートナーがいない場合の流れ。
▲HPが低下して瀕死状態になると画面エフェクトが赤くなる
HPが1割を切り瀕死状態になると拘束され行動不能、本格的な立ち絵エロパートへ。様々な箇所にエロされエロいログが流れ、EST・ORGも上昇。VITが50以上なら「C連打」することで抵抗することが可能。ただ抵抗に成功してもゲームパートに復帰できるものの、瀕死状態では移動力が半減、敵が複数の場合は回復するまで逃げ切るのも難しい。これ以上のエロを回避するなら帰還アイテムを使うのがいいだろう。
▲立ち絵左のゲージがMAXになると絶頂、VIT減少。VIT0で画面右上のアルマの気持ちが「もうだめ」に。Gキー「諦める」で即VIT0化可能
VITが50以下になってしまうともう何もできず、複数の敵に囲まれやられ放題。各種エロステ上昇などのエロいログがバンバン流れ、複数表示されるカットインエロやエフェクトがエロを盛り上げる。ただ敵は満足すると去るため、逃げ出すチャンスは無くもない。VITゼロで気絶する。気絶した後は何もなければ復帰ポイントに戻るが…
▲ゴブリンアジト ↑の流れからそのままこのエロイベントに
例えばトルメア平原ではその後ゴブリンのアジトに連れていかれ、散々犯され後にアジト脱出イベントになる。下水道(ここのザコは一定間隔でダッシュしてくる強敵)でHPゼロになるとそのまま牢に繋がれ延々と犯された後、イルメイアに救出される。
こういったエロイベントではエロステが一気に上昇、時間もある程度経過、復帰後の服はボロボロ白濁まみれ、シャワーやクローゼットで回復すべく自宅や宿に向かう際、NPCに近づくだけで様々な反応を見られる。
▲処女結界を使用していないと初挿入相手が触手になったりorz
アルマは序盤から「処女結界」というスキルを修得しており、MP20消費で事前に使っておけば膣挿入を10回ディフェンスしてくれる。故に処女を守ることはそんなに難しくはない。そのかわりアナルや口は散々犯されるけども。処女を維持することに攻略的意味があるのかは体験版では不明。
余談だが、「淫呪」という能力を身につけてしまうと、ESTが低い状態なら能力値が上昇、高い状態になると能力低下する体質になってしまう。
特にコスが豊富な主人公カスタマイズ
主人公アルマはエロシーン以外は寡黙でカタコト気味、あまり喋らないクール系。故にトイレやシャワーでのCV「ふぅ」がとてもイイ。それだけでもアルマに感情移入しやすいのだが。
装備品とは別に立ち絵の容姿カスタマイズ用のコスチュームが100種以上あり、9か所の部位でそれぞれを着せ替えることで序盤からも結構カスタム可能。9か所の部位の「色」に関しては行く先々にあるクローゼットでデフォから10種の色を選択できる。↑に掲載したスクショのヒロイン容姿は1枚を除き全て我輩が序盤にカスタマイズした容姿、デフォヒロインの容姿はこうだ。
▲初期コスチュームの色と髪色、髪型(2種)は序盤から自由に変更・着脱可
▲コスチュームは強さには関係ないためか割と安い価格で買える
別にカスタマイズせんでもゲーム攻略に支障はない思うが、いろんなコスチュームを目にする度に「これ欲しい!」「似合いそう」と更にアルマに感情移入していくことだろう。エロにも反映するからな!
体験版総合的に
パートナーがいる場合、時間が経過しない、ある程度HPが減ると自動で回復してくれる為緊張感がない(有体に言えばパートナーがいれば負けない)、という点は腑に落ちないんだが製品版では基本一人行動で特定イベントでパートナーが付く、という感じなのだろう。パートナーがいる状態でエロに発展するとなるといろいろ難しそうであるし。見てみたくはあるが。
その点を差し引いても戦闘そのものが面白く、且つ体験版時点で大きく変化があるフリーシナリオは期待せざるを得ないARPG。着せ替えカスタマイズもウリだ。なんとBGMも自作されており、聖剣2を思わせるような透明感ある響きが感じられて没入感を高める一要因になっている。
自由度の高いARPGでシステム的に似ているのはサークルさんの過去作
「アルハランの聖杯」や大人の道楽さんの「KNIGHTS OF THE PHANTASM(感想記事)」、主人公のカスタマイズ性でいえば「Gears Freak(感想記事)」や「呪いの鎧(感想記事)」辺りを思い出すが、本作は両方を備え、前作から2年半以上、相当な労力が垣間見える大作。
<追記>
体験版Ver1.12でダンジョンの各階層がやや狭くなった。↑の感想はVer1.11。
撫子「こんな紳士におすすめかなぁ?」
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