ダイジョビ研究所 RPG 2,700円(税抜)
【基本情報】♀主人公 ツクールMV製 バランス型 難易度:普通
【体験版評価】9.0/10点 (面白さ9 システム9 没入感9 エロス9)
【ゲーム情報】シンボルエンカウント テイルズ風ACTバトル 2vs複数
逃走コマンドなし タルやタンスアイテムなし デフォルトダッシュ
メッセスキップあり セーブはいつでも 戦闘DEエロ:なし エロステ:なし
UI独創性:高い バトル独創性:超高い
【戦闘中操作】
左クリック…攻撃・移動 右クリック…防御 ホイールクリック…スキル使用
ホイール回転…スキル選択 アイテム・スキルボタンクリックでメニューを開く
Z…攻撃 方向キー…移動 Shift…防御 A・S・D…割り当てられたスキル使用
X…アイテム・スキルメニューを開く
■INDEX
ACTバトルもシナリオも面白い! 安定感は良作商業レベル
CG屋としても大人気だが、「-堕ちモノRPG- 聖騎士ルヴィリアス」が1万DL超と
特に人気があり新たなゲーム作品が望まれていたダイジョビ研究所さん。
前作RPGから約3年と8か月、本作は外部からの様々な助力を経て誕生した大作の様だ。
実際遊んでみると…ぬうぅ、こりゃプロフェッショナルの仕事に近いな。
ツクールMV製ではあるが、ゲーム上でその痕跡を見つける方が難しく、
UIやグラフィック面、シナリオ、ゲーム性、遊びやすさ、BGM。どれをとっても
高水準で、万人受けするクオリティかと。ただエロに関してはいい意味でいつもの
同人、「んほぉVer」と「マイルドVer」が選択可。
「ナコの魔法と純欲の怪人」体験版では
「んほぉ、まだ遊べるの?」という位遊べた。ストーリーをしっかり追い
普通に最後まで遊んで2時間以上。我輩はいろいろ試して4時間は遊んだと思う。
いやーACT戦闘が面白くてなぁ、我輩なりにACT解析するのに時間がかかった。
ストーリー的には4人目の怪人を倒し、核心に少し触れるか?というところまで。
エロは2つかな。ボス怪人敗北エロで、最初のエロまでぞこそこ時間が
かかる故、どちらかと言えばゲームとしても楽しみたい紳士向け。
難易度は「やさしい」と「ふつう」の2種、我輩はふつうで遊び以下はその感想。
<追記>
「体験版でのエロは7種」ダイジョビさんからそう指摘を受けたorz
マジでか!ザコ戦敗北?もしくはナコのH度上げてのサブイベント?
なんにせよ我輩の目は節穴ということがわかったorz
▲ツクールMVデフォとは比べ物にならない繊細なマップ
ゲームの流れと基本仕様
全体マップから行きたい場所を選択、商店街や学園などで情報を得たりフラグを
立てたりイベントを見たりでストーリーを進め、新たに出現したダンジョンへ。
フラグ持ちNPCには▼マークがついている故行き詰まることはないだろう。
ダンジョンにはシャドウ(ザコ)が徘徊し、キラキラポイントでアイテムゲット。
ザコシンボルはゆっくり移動しているだけで近付いても反応ナシ。
故に避けていくのは容易だが、全員倒していく位で進めばボス戦で楽に勝てる
バランス。個人的には戦闘にハマりむしろ「ザコもっといないのか!」と。
ダンジョンからはメニューの「全体マップ」からいつでも脱出可能で、全体マップに
戻ると全快復する為、いちいち寝る必要はない。レベルアップ自体はサクサクとは
言えんが、ACTバトルは作業にならんし面白い故、個人的には何も問題なかった。
ダンジョンは学校、ショッピングモール、ビルなどボスまでの道のりは長くはないし
前述の通り敵を避けるのも容易である故、ある意味お手軽設計なダンジョンかと。
ボスである怪人を倒すとダンジョンはマップ上から消滅。主人公・ナコの家で寝ると
「夢の世界」から一度クリアしたダンジョンへ挑むことが可能で、レベリングや
魔法石集めができる。魔法石(能力値をアップする装備品、3つまで装備可)は合成する
ことで更に強力な魔法石を作り出せるのだ。
キモであるACTバトル ひとスジなわではいかん仕様
本作のゲーム的なウリはやはりACTバトルにあるだろう。
3人目の怪人まではナコ一人で戦うが、以降は親友のアズサも魔法少女化、相棒として
2VS敵1~3で戦っていく。プレイヤーはどちらかを任意で操作し、もう1人は事前に
設定した作戦に沿った行動をとる。ACT仕様は概ね一般的なACTゲーム仕様なのだが、
防御と言う概念と飛び道具以外の魔法概念、あといくつか独特な仕様がある。
防御は前方からの攻撃を完全にガード、後方からの攻撃は防げない。
魔法は詠唱中術者が無防備(攻撃を受けても詠唱キャンセルはされない)となるが、
発動すればターゲットを中心に範囲内にいる相手全員にダメを与える。
戦闘画面は横に3画面分程、こちらは画面左端、敵は画面右端から戦闘開始、
敵がどんなPT構成なのかはデフォではわからない。故にまっさきに魔法などの長距離
スキルを選択し、ターゲットにする敵選択(画面が敵の位置にスクロール)で敵構成を
確認しよう。相手が格下とわかっていれば必要ないが、未知のダンジョンやボスでは
定石になるだろう。
でだ、このACTバトルで特徴的なのが以下。
1.被ダメでノックバックとやられモーション
2.攻撃モーション(魔法詠唱含め)に入ってからの被ダメ時1はキャンセルされる
3.連続攻撃を除く全てのモーション後に結構デカめの硬直時間が発生
4.AI行動(敵味方共に)のキャラはヒット&ウェイ行動しがち
敵の攻撃パターンは、自分の攻撃が届く範囲まで走る→攻撃→一旦距離を取るべく主人公達
から遠ざかる…のパターンが多い。足を止めての殴り合いになることはあまりない。
魔法を使う敵であれば結構遠距離から魔法を撃つ→近接攻撃すべく近づいてくるor距離を
とりまた魔法、という感じか。味方AI含め行動設定が防御寄りな程ヒット&ウェイに
なると思われる。
何が言いたいのかと言うと、敵に対してラッシュをかけようとしても技の終わりに
必ず大きな硬直時間が生じ、防御寄りな敵程その間に距離をとってしまう。
テイルズ風ではあるが、リーチの長い技を基点に一方的な連続技で仕留めることは
難しい。それは敵も同じで、どんなに強力なボスでも一度技が終われば逃げる
スキがある。この辺りの仕様に非常に面白味を感じた。
▲敵も連続攻撃を使う 左上の「負けると…」が敗北後の流れ
敵が近接攻撃オンリーの相手なら近づいてくる迄(移動速度は結構速い)に
遠距離攻撃をMPが尽きるまでぶち込み、近接攻撃範囲に入ったらこちらも近接攻撃で
迎撃、もしくは敵の攻撃を防御して一旦距離をとるとか。魔法を得意とする敵なら
一気に近づいて近接攻撃を叩きこむorこちらも魔法や飛び道具で対抗するか。
魔法の強みは詠唱に入れば術者を倒さない限り発動を止められない事。テイルズや
スターオーシャンでは敵の詠唱を攻撃でキャンセルするが、この仕様の違いが
また面白いところ。以上の仕様から、強さはレベルや能力値に依存するものの、
ACTの腕の影響度も大きい。特に敵の攻撃予兆を見極めしっかり防御後に反撃、これが
きちんとできればある程度格上の敵が相手でも勝てるんじゃなかろうか。
まぁ敵に挟まれない様に立ち回るのが結構難しいんだが。
我輩的には防御が高いナコをAIにし突貫させ、デフォ攻撃が銃のアズサを操作して
遠距離からサポートするのが遊びやすかった。
そうそう、本作では通常攻撃を当てるとMPが回復する故、MP切れをあまり気にせず
ガンガンスキルを使えるのもいいな。MP回復アイテムもあるが一度も使わなかった。
HPに関しては回復スキル使用が戦闘中のみ故、アイテムを結構使う(敵が頻繁に落とす)
▲スキルは3つまで装備可 AI行動の相棒含めこれが結構悩ましい
我輩的ゲーム中の操作のススメ
個人的には慣れているキーボードだけでプレイしたかったのだが、
キーボードではメニュー画面、全体マップで操作ができない。
マウスならゲーム中の全操作が可能だが、戦闘ではスキル使用に支障が出る。
マウスホイールでスキル使用は一見便利そうなのだが、いざ使ってみると
ホイールクリック時に高確率でホイールが回転してしまい、他のスキルが
選択されてしまうのだorz 戦闘UI上のスキル名をクリックしてスキルを使用することも
できるが、その分タイムラグが発生し効率的ではない。
かといって、戦闘とメニューごとに手の位置を変えるのも面倒。
結局フィックスした操作は、左手をA・S・Dキーにそっと添え(それぞれスキルに対応)、
右手でマウス操作、だった。これなら瞬時に使いたいスキルを使用し、
メニュー画面と全体マップ操作も安定。操作方法に迷ったらお試しアレ。
とにかく固有名ありのNPCが多いドラマチックなストーリー展開
教会の使い(?)であるシロにそそのかされ魔法少女となったナコ。
口が悪くチビだがナコが心配で結局魔法少女になるアズサ。
彼女達は当面、怪人組織である「ファウスト」と戦うことになるが、ストーリーを
進めていくと単純な「正義」と「悪」の図式ではない様で。
同人魔法少女RPGではエロやゲーム性に力を入れるあまりシナリオが善と悪の単純な
図式になりがちだが、本作には商業魔法少女モノや変身ヒロインモノに見られる
「表と裏」の関係性がある。日常生活では仲良しだが、裏の関係性は敵対していたり。
▲体験版の名シーン
体験版範囲では顔を隠しているが明らかにアズサの兄が怪人化(?)していたり、
ファウストの一員として記憶していた少女がひょんなことから表の生活で仲良しに
なったり。そもそも魔法少女の力を与えてくれた「教会」が本当に正義で、
ファウストは悪なのか?ストーリー上ナコ達と親交を深めていくクール過ぎるシスター
の素性が知れなかったり、ナコ達が倒していくことになる(悪の力を吸い取るだけで
殺すわけではない)怪人達にもそれぞれ怪人化したバックボーンが設定されていたり。
時にコミカルに、時に和気藹々、〆るところはシリアスに展開するシナリオが
深そうな気配がビンビンと。名前のあるNPCもわらわらと登場し、それぞれしっかり
キャラが立っているとか、長い自動イベントで物語に惹き込まれるとか、
セリフの一言一言まで相当に練り込まれている。勧善懲悪な魔法少女モノとは一味違う
RPGと言えよう。エロいけど。
序盤は敗北エロメインだが
性的に疎い天然キャラのナコがエロのメインで、彼女にのみ「H度」設定あり。
アズサもメインキャラだが、エロに関してはサブキャラ扱いっぽい。とはいえ、
特定の戦闘敗北ではナコ共々エロられそうだ。その戦闘での敗北後どうなるかは、
前述の通り戦闘画面左上「負けると…」に表示されている。
その他の様々なサブキャラにもエロあり、ナコに関してはプレイヤー能動的エロイベ
もありそうな。むぅ、クールで無表情なシスター・エヴァにエロはあるのか!?
とはいいつつも、あまりレベルを上げ過ぎるとAIな味方だけでボスを倒して
しまったりwそれほど本作のAIは優秀。まぁHP1にする魔法石もあり敗北エロ回収は
簡単。敗北エロ後はナコのH度があがり、そのままストーリー続行なことが多い。
▲彼女は体験版最強の敵 多彩な攻撃を持つ
体験版総合的に
思ったより長ぇ記事になってしまった;それほど我輩の想いの丈が強い作品だった。
なにしろACTバトルが非常に面白い!シナリオも、沢山登場するNPC達が奏でる世界観も
ブラボー!敵怪人含め1人1人にドラマがあるのがいいのだよなぁ。魔法少女モノとして
王道を貫きつつ、ここまで作りこまれた同人魔法少女RPGはちょっと記憶にない。
同人ゲーとしてはお高い価格設定だが、この完成度の高さなら納得せざるを得ない。
プレイに支障をきたす程ではないが我輩のPCでは若干MV製の重さを感じた。
<追記>
低スペックPC様に「差替え様軽量化BGM」が同梱された。重さを感じるなら差替えて
みるべし。BGMも完全オリジナル故バカにできん重さなんだろうな。
撫子「こんな紳士におすすめかなぁ?」
バトルがACTなテイルズ風 魔法少女 快楽陵辱 母乳 んほぉ(孕ませ)orマイルド
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