セントシールド~淫洛のムーラ神~ 体験版感想・レビュー

SRPG

セントシールド~淫洛のムーラ神~
くんかくんか帝国  SRPG  1,300円(税抜)
【基本情報】♀主人公 SRPG Studio製 ゲーム性重視
【体験版評価】7.3/10点(面白さ8 システム7 没入感6 エロス8)
【ゲーム情報】
初代FEオマージュ マルス、ドーガやゴードンが女体化 ♂ユニットもいる
攻撃力-防御力がダメージ 速度で5以上勝っていれば2回攻撃 レベルアップステ上昇はランダム
難易度易しい メッセスキップあり セーブは攻略開始時、章クリア時と出撃画面時のみ

期待の新SRPG制作ツールで制作した第1作目 FEやん(笑

本作はFE(ファイアーエムブレム)ライクなSRPGである。むしろFEオマージュが過ぎる作品といっていい。が、その前にまず語らねばならぬことがある(←メンドクサイ人 本作は以前当編集部で紹介した「SRPG Studio」というSRPG制作ツールを利用して制作されている作品なのである。SRPG StudioはDLsite.comでリリースされ、今後の同人ジャンルSRPGブレイクが期待されているツール。なにしろツクール系よりも簡単にFEライクSRPGが作成できるというツールだ。そもそもSRPG制作ツールそのものが少なかったという事情もあり。その発売から2か月余りで遂にSRPG Studio使用のゲームが出てきた!という。

サークルさんとしては一番乗り!実際それなりの売り上げを見せている。ただ他サークルさんにとっては「SRPG Studioはエロ同人ゲーム制作ツールとしてスタンダードになりえるのか?」な動向を見守る面もあり、目の肥えたユーザーにとっても「戦闘システムやその他UIまわり、ゲームのベースは面白味を感じられるのか?」という、サークルさんの意図はともかく同人にとってある種試金石的な作品になっている。…ちょっと大袈裟か?

しかして。初代FEを遊び倒した我輩的には面白い。ベタに初代FEのオマージュというのも良かったし、敵に敗北したユニットは悪堕してラストマップで敵ユニットとして登場するという、R18同人SRPGならではの寝取られ洗脳悪堕ちの図。まぁ体験版では味わえんが、わざと♀ユニットを敗北させてラストマップでどんな風に登場するんやろ!?とwktkしながら楽しめるSRPGでもあるということだ。いいモデルケースになったんじゃなかろうか。そんな視点とFEとの比較で本作を紹介している記事だ。

「セントシールド~淫洛のムーラ神~」体験版では

難易度は普通、やさしい、超やさしいの3つ。我輩は普通で遊んでみたが、それでも原作に比べるとかなり簡単。敵が弱い、レベルアップでのステ成長率も軒並み高い、ユニットの移動範囲も広くなっている。ただ何故かいろいろな役割のある主人公の移動範囲が「6」で他ユニットに比べ低い。結果的に全体的なテンポを損なっている。遊べるのはエロありのオープニング、1章、2章、3章外伝、4章まで。かなりがっつり遊べる。エロは…オープニング含め6つか?プレイ時間にして4時間位だったorz 後述するがエロを見るのが大変なのである。

そもそもFE経験者向けで、説明書とかチュートリアルとか一切無しなのはどうなのか。ユニット特性とかFEベースのシステムとか知らない紳士はよくわからんだろうなぁ。

思ったより本格的にFE

ベースはFE、敵の攻撃範囲を確認しながら味方ユニットを進軍し攻撃を仕掛けるとアニメーションでのバトル。命中率と与ダメ被ダメは予め確認できる。相手ユニットより速度で5以上上回っていれば再攻撃(2回攻撃)。装備武器の重さ概念はない。シスターは常に杖を振って経験値稼ぎ。所縁のあるキャラ同士が隣接すると会話コマンド出現。更に支援効果もあるっぽく。自軍ターン終了で敵のターン。砦からは敵増援部隊なんかも出現。マップやストーリーもそれとなく初代FEオマージュであるし、これは思ったより本格派のSRPGだ。我輩が難易度「ふつう」で遊んでいる故そう感じるのかもしれん。「やさしい」では経験値倍増、「超やさしい」では規格外の強さのユニットが仲間になるとか。

ただ「ユニットを選択して移動させてバトルアニメーション」という行為をユニットの数だけこなしターン終了→敵ターンという流れはやはり時間がかかるものでサクサクとはいかない。そもそもがSRPGであるしなぁ。難易度次第では特定ユニットだけ強くしてサクサクとはいかないまでもオラオラプレイは可能。主人公・パーラやロイド(♂騎馬)なんかはメキメキ強くなり単身突撃できそうだった。難易度を下げればより簡単だろう。しかし主人公だけが可能なコマンド「敵の拠点制圧」とか「村訪問」とかもある故、主人公の移動力が低いのは何故だorz アーチャーやアーマーナイトと同じ移動力。

セントシールド~淫洛のムーラ神~
第四章開始画面 マップもそこそこ広く敵も多い

一応説明しておくと

グリフォン(イーグル隊)などの飛行ユニットは移動範囲がめっさ広い代わりに弓攻撃に弱い。FEの定番だ。FE聖戦以降では剣→斧→槍→剣な三竦みがあったがそれはなし。弓や魔法ユニット、手槍など間接攻撃可能なユニットは1マス離れた場所から近接攻撃オンリーなユニット対し一方的に攻撃できる。逆に弓ユニットは近接攻撃されると一方的に攻撃されてしまう。魔法や手槍なら反撃可能。というのがFEスタイルで、SRPG Studioのベースとなっている。

セントシールド~淫洛のムーラ神~

R18ならではのエロはどうなん

主人公パーラが敗北するとエロシーン、ゲームオーバー。2章クリア時仲間になるキッツがやっぱり重要♀キャラの様で敗北でゲームオーバー。その他♀ユニットは特定のタイミングで敗北(例えば3章外伝ではイヨという弓ユニットを敵ユニットのヘイスが狙いにきて会話した後にイヨが敗北する)すると捕われてエロ。どうやら敗北した♀ユニットは味方を離れ調教され、ラストマップで悪堕ちした敵ユニットとして登場する様だ。体験版ではわからなかったが、情報を統合するとそんな感じ?2章で登場するシアなんかも2章で敗北するとエロシーン。ただ、特定タイミング以外で敗北してもただユニットロストするのみ。

R18SRPGっぽい悪堕ち、プレイヤー的には寝取られなワケである。ただし、それを楽しむにはラストマップまでいかねばならんし、貴重なメインユニットを失うということでもある。まぁ難易度次第ではパーラだけでクリアできそうなんだが。

体験版総合的に

本作は割と本格的なFEなSRPG仕様で、エロを見るには特定タイミングで味方ユニットを敗北させる必要があり、サクサクとは無縁。難易度を下げてもそれなりに時間がかかる。♀ユニットを敗北させまくって陵辱調教エロを見て、ラストマップまで進軍していざ悪堕ちヒロイン達と対峙した時はゾクゾクしそうであるが。
SRPG Studioベースのゲームはやっぱりじっくり系が基本になるのだろうか。今後のスクリプト素材によってはSRPG以外のゲームが登場するのを期待していたり。FEを遊び馴れている紳士であればスッと遊べて、マシン負荷はすこぶる軽い一品。

<2016.2 追記>
SRPGというジャンルでは味方ユニット敗北→悪堕ちして敵ユニットに、というシチュが人気になりそうだが、現状のSRPG Studio製でそれを実現しているのは本作のみだな。

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