■INDEX
少女組長リリカの娼館経営記 体験版感想・レビュー
新たに又旅組の組長に就任したリリカ(女学生)が主人公、売春とAV撮影で組を大きくしていくMV製の経営SLG。父である組長が亡くなり、又旅組に残されたのは僅かな構成員と腹心である黒澤(主人公はクロと呼ぶ)のみ。更に言えば今の又旅組は本家の下の下、本社の下請けの下請け、といったポジションにある。
今後は性風俗でシノギを担当する、と幹部会で大見得をきった主人公を面白く思わないのは、又旅組をあわよくば吸収しようと考えていた直属上部組織幹部のオジキ(その昔はリリカの父の部下だった)。毎月嫌がらせのように膨らんでいく上納金をオジキに納めつつ妨害にもめげず、淡々と売春・AVビジネスを運営、ブランディングしてシェアを拡大していく。己の身に振りかかる火の粉を払うことよりも組の代紋を守ることが最優先、まだまだ年端もいかぬ学生にもかかわらず、まったくブレない矜持と心意気の主人公に惚れる作品だった。
ゲームとしてはMV製でありながら完全な経営SLGとなっておりマウスでほぼすべての操作可能(キーボードでも操作は可)、RPGのような移動シーンもなく快適。適宜メッセスキップも可能であるし操作面に関して不満は一切ない、サークルさんとしては経営SLGは初だがその辺りはさすがですな。
【体験版評価】8.8/10点 (面白さ9 システム9 没入感9 エロス8)
チュートリアルを兼ねた最初の上納日まで(最序盤)
▲ゲーム開始と同時にエロシーン。ちなみに本作のエロシーンは一応アニメする(ヌルヌルすごーいというレベルではないが動くに越したことはない)
▲主人公・リリカが見ていたのはヤ〇ザが制作した今人気の裏ビデオ。組長が死に、弱り目の又旅組を立ち行かせるためのビジネスを探していた彼女は「これだ!」と。彼女が考えるビジネスモデルは「裏ビデオに出演する女優とエッチできる風俗店」、つまり風俗嬢を人気AV女優に仕立てAV・風俗共にがっぽり、という
▲すでに本家幹部会で大見得を切ったのにか?という主人公に対し黒澤「お嬢はカタギに戻ってくだせえ」
▲それに対し主人公「任せておけ、このビジネスモデルは必ず勝つ。クロ、ついてこい!」と。この時点では正直「あー、小娘がそんなこといっちゃって大丈夫ぅ?(偏見」とか思っていた。ただのインテリぶった強気ちゃんかと
▲リツコ、彼女は主人公の通う学園の教師にしてくだんの人気裏ビデオの監督。彼女自身は主人公もクロもムナクソ悪くなるほどのクソの様な女だが、AV企画に関しては凄腕。AVは彼女に任せることになる(おばさん、は激おこキーワード
▲リツコが主人公に対し「AV女優になれば人気が出る」と語ったことに対し。脅しの言い回しが任侠ブラックジョークでいいなぁ。我輩自身この世界に詳しいわけではないが、とあるアウトロー漫画の5巻あたりである程度予習済。そういう意味ではしっくりきたしそのレベルで描かれている(ちなみにこれに対するリツコの切り返しにもすごい)
ちなみに主人公はあくまで経営者、率先して売春やAV出演はしない。率先しては、な。
▲そして、事前に面接して雇用した売春婦兼AV女優1号・アマネ。見ての通りまだ学生、とある会社の社長令嬢だが親が事業に失敗、ヤ〇ザに借金してしまった。非常に芯が強い彼女は親の借金を見て見ぬ振りができず、自ら身売り応募してきた
▲しかし高いプライドによる高慢な物言いや振る舞い、このままでは接客などできない。ということで早速リツコに調教してもらうことに
▲リツコの命令に背くと「おま〇こをしばく」という調教。痛みを覚えさせリツコの命令に従うようになり、最低限の準備は整う
▲聞かれたことに対し真摯に答える主人公にいきなりパァン!とビンタをくれるオジキ。「店始めるならホウレンソウせぇや、なんでワシがわざわざお伺いしてさしあげなぁならんのじゃ!」
▲なにか答えるごとにビンタが飛んでくる。うん、なんか貶められてるんだろうが広島弁わからんorz
▲謝罪するとわざとらしい飴。つまるところ、こいつは改めて「立場をわからせに来た」というところだろう
▲AV撮るんか?そんならうちのAVのノウハウ学ばせたるわ、という突然の提案(命令)に対しやんわり断りを入れる主人公
▲又旅組を合併(という名の吸収)するのがオジキの狙い。AV出演を断った主人公に対し「よぉしわかった、今月のシノギは1000万や、都合できんかったら…わかっとるな?」と言い捨てオジキは去っていく。最初からここが落としどころだったようだ。初月から1000万orz
▲オジキ襲来を冷静に分析、反省点を述べる主人公。おいおいなんだこの娘、と。
ゲーム部分はこんな感じ、雇用したヒロインを売春させ、定休日である木曜にはAVを撮影(もちろんアマネが)したりで売り上げを上げていくわけだが。
▲最初の納金日直前にこれまでの店の売り上げを全て盗まれてしまう
▲約束通りオジキのAVに出演、数日間輪姦される。上の「卵子耐久度ゲージ」はサークルさんの作品プレイ済み紳士ならお馴染み、中出しされる度にゲージが減り、ゼロになると妊娠してしまうシステム。本作でも搭載、妊娠・出産シーンあるぞ。出産シーンはスキップも可能だ
▲散々輪姦陵辱AV撮影された後に開放、アジトに帰ってきた主人公は、処女を失っただけでなく妊娠までしていた(開放される際に妊娠チェックのシーンもある)。だがそれを「想定内」と割り切ることにした主人公、この娘、肝が据わってるな!組長がここまで覚悟を決めているなら、というシーンだ(リツコは相変わらずヤバい人だが)。
堕胎は許されていない、1か月後には上納金2000万を納めなければならず、納められなかった場合「ボテ腹AV」を撮る、という担保になっているからだ。当初単なるインテリもどきのクソ〇キだと思っていた主人公・リリカがここまで肝が据わった人物だとは、これを見せられて一気に本作の中に引き込まれたなぁ。あのクソオジキの上に成り上がったらぁ!という気にもなるな。上手いよ演出が。
売春で女の子たちの能力をあげつつ売り上げを得よう
ゲームの流れとしては、月~日まで1日単位で進む。1日は夕方(主人公もヒロインも学園に通っている)から始まり、売春可能ヒロインの1日のスケジュールを決め、売春させて売り上げを得ていく。
▲最初はアマネのみ。18時~23時それぞれの時間帯で「売春」「休憩」を選ぶ
スケジュールを決定すると売春パートスタート。
スタートすると画面左上の時計が18時から時を刻み始め、それぞれの時間帯でセットしたスケージュールが自動で処理される。18時台を「売春」にしていれば客が勝手にきて売春(当初は手コキなどやれることは少ない)、「休憩」にしていれば18時台は休憩してHPが回復していく。ずっと売春にしてしまうととても1日はもたないため、適度に休憩を入れてやる必要があるのだ。この辺はおいおい覚えていくことになるが、攻略に当たり実は「HP管理」が非常に重要とだけ、まずはいっておこう。
売春時はプレイによって消費体力が異なり、手コキが最も消費が少ないが当然売り上げも低い。フェラ、パイズリ、アナル、本番などを解禁することによりより売り上げが高くなるがその分HP消費も多くなるわけだ。ちなみに1時間あたりで取れる客数は2~3人(売春ヒロインの能力値が上がるともっととれるようになる…?)といったところ。
サービスを受けた客は「ヘタクソ」「イマイチ」「まぁまぁ」など一言感想を残していく。この感想により「店の評価ゲージ(画面上部の☆1のゲージ)」が上下する。これがMAXまで貯まると☆2となり店がランクアップ、ヒロインの客単価が上がりよりお金を落とす客が付くようになる。また、客をとても満足させるとチップをはずんでくれたりも。
ヒロインは売春をこなすことでEXP入手、かつ各プレイの熟練度的な能力値が上昇していく。
▲スキルツリーで得たEXPで各種スキルを上昇できる。特定のスキルは他スキル習得が前提になっているものもある。スキルツリーはヒロインごとに全く別物だ
スキル習得は売春中でも可能、欲しいスキルのEXPが貯まったらメニューを開きさっさと習得しよう。即時スキルが発動する。
▲「最高!」頂きました!まぁ当初はアマネの器量のわりに価格が安く設定されているため、高評価がつきやすい。店のランクが上がり価格が高くなってくると、それ相応のスキルや能力ないと高評価がつきにくくなる
▲風俗パートでヒロインにさせたくないプレイはOFFにもできる
売春パート中は主人公を動かすことができるが、できることといえばリツコに話しかけてチュートリアル内容を再確認したり、補足情報を得るぐらいで特にやることはない。自動処理を見守り客の評価を見て一喜一憂してろ!という感じ(笑
0時を迎えると閉店、特に収支報告などもなく(画面右で常に確認できるしな)、即次の日へ。売春パートはかなりテンポ良しだ。デフォでもサクッと進んでいくが、画面左上の矢印アイコンで速度アップも可。
木曜定休日という名のAV撮影日 序盤はなるべく撮るべし
定休日はAV撮影日、ここが序盤は特に大事だ。風俗店での売春は日々ヒロイン達が頑張って奉仕してコツコツと売り上げを得ていくのに対し、AVは一度撮って流通させてしまえば日々その売り上げが確実に転がり込んでくるため、こちらが収入のメインだ。ただAV(バリエーションは様々)を撮るためにはそれぞれ一定のヒロイン能力値が必要となる。風俗での売春はぶっちゃけヒロインの能力値やスキルを上げる修行みたいなものだな。オジキが提示してくる上納金はどんどんエスカレートしていくゆえ、特に経営軌道に乗るまでの序盤は木曜日ごとに新たなAVをきっちり撮っていかないと厳しくなる。また撮影には多大なHPを消費するため、水曜終了時点でHPをかなり温存しておく必要がある。
▲初めの1週間売春を頑張ったアマネのエロステータス。AV撮影で必要となるのは「AVステータス」だ。H回数ステータスは見ての楽しむフレーバー的な
▲この状態でアマネが撮影できるAV企画。「撮影ポイント」は売春を行うことで貯まる
▲「初めてのフェラチオ」を撮影するには画面右表示の能力値が必要だが全然足りない
▲必要能力を補填するのが「男優」だ。男優はモブ扱いの竿役だが各男優で能力値や所持スキルが異なる。売春パートでたまに応募にきて、この木曜日AV撮影パートで自由に雇用したり解雇できる。雇用すると維持費がかかるが上納金に比べれば微々たるもの、とはいえ雇用し過ぎも考えもの、そのあたりの匙加減はプレイヤー次第
女優の能力が足りなくても男優で補うことができる、というのが面白いシステムだなぁ。
▲メイン男優は男優能力値がマルっと補填され、サブ男優は能力値の半分が補填される。なにはともあれこれで「初めてのフェラチオ」の条件を満たした。撮るぞ!
▲素人ものAVが如く、男優からのエロインタビューから始まる。メイン竿役は「メイン男優」に設定した男優
▲女優の配慮が足りないシーンではリツコが指示、調教の成果だな
▲更にサブ男優(チンカススキル持ち)のチ〇ポもフェラさせられる
AV撮影はこんな感じ、エロのメインはこのAV撮影だ。ヒロインは主人公の他4人、それぞれいくつかのAV撮影がある(体験版で確認できたアマネのAVはフェラ、おしっこや本番など4種+それぞれ段階差分エロ)。この他、各ヒロインごとのリツコによる調教や、上納金を支払えなかった場合の主人公のオジキAV撮影(これも結構な段階がありそうだ)。あとはフレーバーとして売春エロと各ヒロインとモブ男優の同棲なども。
▲AV撮影後はジャケットをデザインすることができる。これがかなり楽しい!
▲こんな感じに変更した。AVタイトルとラベル(サブタイトル)も直接テキストを打って変更可能!AV売り上げには影響しないが
▲メニュー→Hステータス→撮影したAVリストでこのような画面を拝見できる。一度撮ったAVはリストに残り続けるため、ジャケットをいじってコレクションするのが楽しいぞぉぉ!
▲それとは別に今回撮影したAVのリツコからの評価(必要能力値を上回るほど評価が高くなる)
▲評価内容に基づいた7日間売上予測。この1本で1週間129万の収益予測、俊が過ぎれば売り上げは落ちるものの、AVを撮影するほど収益リソースが増えていくのだ。なんとなくY〇UTUBERの気持ちがわかる(笑
ゆえにある程度無理して男優を雇用してでも、序盤は毎週木曜必ずAV撮影したいところ。AV1本と4本では収入にかなり差がでる。ついでにいえば、AVでヒロインが行ったプレイは売春でも解禁されていく。本番を撮影すれば売春でも本番解禁、とりま本番こそ客が望むところだろう。まぁマニアックなプレイもいろいろあるけども、それらもAV撮影で解禁していくのだ。
ヒロインの能力を伸ばす補填として、売春以外に「雇用した竿役と同棲」という要素もある。
▲処女喪失のAV撮影をするには口・クリ・服従度の能力値が一定値必要。シゲさんと同棲するとそのいずれもがすこーしずつ上昇していく
▲売春と似たようなキャラチップアニメ+テキスト+立ち絵エロだが、これはこれでエロいな…
そして得た売り上げで店舗やAV撮影環境を拡張していこう。「売春部屋追加」を開放することで新たなヒロインが追加されるぞ!
▲ヒロインが二人になるとかなり安定する。上納金ランキング1位を目指せ!(AV売り上げに注目)
▲体験版範囲でもアマネのAVはこれくらい撮れる。5本もあればかなりの収入源になるぞぉ(ちなみにこれはラベルをオリジナルに変えている)
MV製ということで若干RPGっぽいのかなぁと思いきや、こんな感じでガチの経営SLGに仕上がっている。風俗経営SLGは数あれどAV撮影要素まであるSLGはかなり珍しい。AV撮影では多大なHPを消費するため水曜売春終了時はHPを多めに維持したり、金曜もHPをセーブしつつ土日の「売春売り上げ単価2倍」に備えるなど、前述のようにかなりHP管理が重要になるぞ。稼げるところを見極めてガッと稼ぐ!でないとオジキによる主人公AV撮影が進んでしまう、そんな設計のよくできたSLGだ(それももちろん見たい)。
コメント