群青のオルファネージ ~淫欲に堕ちゆく無垢なる少女~ 体験版
主人公・ニイナと幼馴染のアーミリアが仲間達と共に戦いに身を投じていくSRPG Studio製のSRPGである。彼女たちが身を置くソラハ王国はかつて魔物を使役する「帝国」との戦争にからくも勝利、彼女たちはその帝国の「戦災孤児」、慈悲深き神父に引き取られ「群青」という名の孤児院で育った。ただ自分たちを苦しめた帝国の遺児であるということでソラハ国民からの彼女たちへの風当たりは強い。そんな逆風の中お金を稼いで孤児院を守るんだ!というところから始まり、戦っていくうちに魔物を使役しようとする何者かの暗躍・陰謀に巻き込まれていく。彼らが口にする「帝国の遺産」とは… 一方でソラハの街には彼女たち自身を狙う男達がわらわら、群像劇的なエロストーリーも展開していく。
ゲームとしては拠点パート→街探索パート→SRPGパート…の繰り返しで進んでいく。特徴的なのは一般的なSRPGではまず見ない「街探索パート」があること。このパートは街中を探索してエロ含むイベントをこなしていくパートで、RPGのように方向キーで自由にキャラを移動して探索する。確かツイッターか何かで「まるでRPGのようにキャラを移動できます」的なSRPG Studioのプラグインを見たが、おそらくそれを活用してるのだろうか。なんにせよマンネリになりがちなSRPG Studioゲーの展開がこのパートを挟むことで新鮮に、エロにも貢献している。
またキャラグラや戦闘アニメがほぼ(全部?)自前、スキルをコスト内で自由に付け替えできるシステムや「敵を5マス後方に吹き飛ばす?そんなスキルこのテの作品で見たことないな!?」等、随所でオリジナリティがバクハツしており、もうSRPG Studio製はちょっと敬遠気味~な紳士にもオススメできる作品。4年の制作年数は伊達じゃあない。SRPGとしてもしっかり面白く、レベルアップ時に乱数調整して強くできるって面倒だけど楽しいなぁ、と久々に聖戦の系譜を思い出した。
【体験版評価】8.5/10点 (面白さ8.5 システム9 没入感8.5 エロス8)
オープニング
▲ゲーム開始、まずは難易度を選ぶ。この記事は「ノーマル(推奨)」でプレイ
▲そこにたまたま小便をしに来た輩。どうやらこの男は彼女に恨みがあるようだ(このスクショ見て思い出した、確かに体験版でコイツ倒したわ)
▲本作はエロシーン突入時「断面図あり・なし」を選択できる。断面図はヌルヌルアニメし、射精アニメもあり。射精後は抜いて精子がドロッとこぼれる演出まであり
▲わっはっは!じゃねーんだよ!上手いこと言ったつもりか!(上手い
▲本編スタート。ニイナとアーミリアが金稼ぎのため洞窟にクリスタル狩りに
▲戦闘になるがその前にチュートリアルもあり。SRPG初めてでもわかるくらい親切に基本を教えてくれる。SRPG経験者なら飛ばしておけ
▲ニイナの初期ステータス。主人公はなんとアクスファイター!育てていくとわかるが、一撃が重くアーマーナイト並みの防御を備えるかなり使い勝手のいい特攻隊長的に使えるユニット。応援スキル「攻撃アップ」は隣接する味方の攻撃力を5もアップする
▲アーミリアはこう見えて速さと技を活かした蹴り主体で戦う魔闘士。白魔導士じゃない。隣接ユニット命中5%上昇の応援スキル持ち、序盤はこの二人で行動することが多くニイナと常に隣接して運用するのが基本。序盤の内に乱数調整レベルアップで強くしたら後ですっごい楽になるぞ
▲アーミリアで攻撃。味方ユニットのHPが敵より結構高めなのも特徴かも
▲素早く駆けてジャンプからの回し蹴り。クリティカル時は別アニメに変化する
▲あとこれも本作の特徴と言えるだろう、とにかく仲間内の会話が多い。SRPGパート中にもかなり盛り込まれており、隣接→しないと発生しない会話もあったり(アイテムをもらえるとか能力があがるなどの恩恵はない、単純に会話を楽しめるだけで攻略には関係ないフレーバー。だが良き)
▲アーミリアは力・技・速さを順当に育てれば、敵から攻撃されても「先制」「連続攻撃」で被弾する前に沈める強力なユニットになれる。強さはともかく、個人的にアーミリアが一番気に入ったユニットだった。ドSに見えてドMであるし(ネタバレ)
▲あとはボスだけだ。ニイナとアーミリアのみ最初から間接攻撃武器(2マス)も所持している。ただデフォ武器(ニイナの斧、アーミリアの腕輪)の使用回数が∞に対し間接武器は10回。なくなったら店で買えるけども
▲近くにアーミリアがいるとニイナが「合体攻撃」を使えるように。合体攻撃は後に仲間になるユニットも使えるようになる
▲専用アニメーションが用意されており必殺技と呼べる強さ。ただ回数制限(章を跨いでも回復しなかった)があるため、ここぞという時のみ使うといいのかも
▲普通にレベルアップするとこんなもんだけども(守備があがってるし悪くないが)
▲乱数調整してこんな上昇値に。うむ、いいね!これがキモチぇぇのだよなぁ。まぁ難易度ノーマルなら乱数調整なしでも全然クリアできると思うが。ニイナは力、守備と同時に技か速さのどちらかを狙っていくとかなり強くなる
ちなみに「乱数調整」についてざっくり説明すると。ユニットの行動順や戦闘順などを変えることで戦闘結果やレベルアップによる能力値上昇が変化する現象を言う。本作ではどうも「戦闘順」と「戦闘で使う武器」を変えると乱数調整が入るようで、各キャラに武器を2種以上持たせておくと調整しやすかった。
▲クリスタルを回収してやっと洞窟から出られた二人。クリスタル狩りよりもギルドに冒険者登録してクエストをこなす方が稼げるのだが、群青の孤児院で育った彼女達「LOSER」は差別によりギルド登録不可。登録するには彼女たちの後見人「マスター」となってくれる人を見つけなければならない
▲というところで、特に敵はいないようだが次のマップスタート。ピンクの魔法陣でエロシーン発生
▲ピンク魔法陣から覗いた先には、孤児院の仲間・ぺネロペがベテラン冒険者と一緒に
▲何も知らないニイナに対し、ペネロペがマスターと何かエッチなことになりそうな気配を感じこの場を後にする
▲ペネロペはつい先日、ギルドに冒険者登録するために冒険者・バルダスをマスターとして契約したばかりで、早速身体を求められていた。それもやはり孤児院のため
▲バックで犯され、中田氏をキメられてしまう。断面図アニメほんとグッジョブ
▲抜かずの二発目。レニーより気持ちいい!本作はNTR要素ありとなっているが、そのNTRはこんな感じ。ペネロペだけでなく、想い人がいるのに違う男に気持ちよくされちゃう、的な。個人的には薄めかなぁと
▲一方ニイナ達は戦闘に。このマップから範囲技解禁、与ダメは低いが敵が多いとかなり有用で経験値もがっぽり。仲間キャラ全員が専用範囲技をストーリー進行と共に習得していく
▲クリアすると全体マップへ。「ペリオ断崖」から「ソラハ王国」へ帰還
▲孤児院に戻りながら話をしているとこんなオバハンが。うわぁ、老害
▲孤児院に帰宅してのやり取り。ロン神父はかつての帝国との戦での要職だった(?)らしく、群青の孤児たちは彼から戦闘訓練を受けて育ち、神父直伝の戦闘力はかなりのもの。それにしてもニイナを一切庇わないアーミリア、いいわー
▲ペネロペとの絡み。一人称「あーし」で仲間の前では辛さを全く見せない姐御肌
ペネロペだけでなく群青の孤児院で育った年上の仲間達は皆(全員♀)マスターと契約してギルドの冒険者として稼いでいる。クリスタル狩りくらいしかできないニイナとアーミリアは「マスターに身体を捧げてまで孤児院のために稼いでいる」仲間達に対し引け目を感じており。それが二人の運命を変えていく。
▲拠点パート。ショップで買い物したりユニット(アイテム)整理したりセーブが可能だが、ここでできることはSRPGパート直前の準備画面でもすべて可能、よって「情報収集」でイベントを見てフラグを立ててさっさと次にいくのが吉
▲よく孤児院を訪れるカル。ペンが落ちた。ニイナはお人好しなためペンを拾ってあげる一択
▲カルはアーミリアも狙っており、同じくペンを落とすが彼女は「拾わない」一択。だがそういところもいい、必ずボクのモノにしてやるからな!っていう。以降、SRPGパートでこの男が使えるようになる、設定はともかく貴重な回復ユニットとしてかなり世話になる
会話イベントをすべてこなすと「街探索パート」へ。
街探索パート
▲街探索パートではこのコンパクトなマップを探索する。画面右上が孤児院、ここからスタート
街探索パートでは前述の通りRPGのようにニイナ(章によってはアーミリア)を操作して探索する。酒場や宿などの施設、右下にはスラムなどもある。吹き出しが出ているNPCとは何らかのイベントがある。ハートのNPCはエロイベントだ。
▲サブクエストゲット。次の「拠点パート」からサブクエストマップ(SRPGパート)にいけるように。ストーリーには影響なくクリアするかは任意だがアイテムゲットとレベリングも行える
▲毎月孤児院に税金を集金に来るおじさんだった。先月の税金が少し足りなかった、私が立て替えた、その礼に身体を触らせろ、と。LOSERに対する税金などぶっちゃけこいつの匙加減、いい加減。それを真に受けるニイナは…どうする?
エロイベントに関わらず、「淫」または「誠」の選択肢が発生することがある。どちらかを選ぶことで画面右上のゲージがそれぞれの方向に少しずつ偏っていくという寸法だ。「淫」に傾く=エロRPGでいうところの淫乱度が高く、ということかと。街探索パートでのエロイベントが増えていくことだろう。
▲「触らせる」を選ぶとセクハライベントへ。画面左右の埋め方がアナログ時代の番組を地デジで放送してるみたいな(笑
▲ついにはアナルをほじりながらこんな提案までしてくる。流石に断るが、こいつもニイナを狙っている。街探索パートでこのように一度NPCとエロイベントを発生させると段階エロがスタート
▲孤児院に戻り、アーミリアとペネロペの会話を聞くと、次のSRPGパートへ進めるように
▲次は冒険者のペネロペがギルドから請け負った「山賊退治」を手伝うマップ。ペネロペとカルが加わり、以降もだんだん孤児院の仲間達が加わっていく。ちなみにカルは「周囲の女性ユニットの力-2」というデバフスキルを持っている。真っ当に攻略したいならば隣接させないように運用すべし
スキル付け替えシステム
▲各ユニットのスキルをコスト内で付け替えることができる。マップや戦術によって有効なスキルが異なる
各ユニットはそれぞれ専用スキルを持っており、ゲームを進めていくと新たなスキルを習得していく。それらのスキルは各ユニットのコスト内(体験版ではどのユニットも最大15だった)で任意で付け替え可能。例えばマリーの「チラリズム」は隣接する男性ユニットの守備力を大幅に減少するデバフスキル、逆に言えば男性ユニットがいないなら付けていても意味がない。「叩き込み」は冒頭の「敵を5マス後方に吹き飛ばす」スキルで、ガチ戦闘ではあまり必要ないがシーンによっては必要。特定の敵から逃げる、とかな。
また各キャラ共通で最初から持っているスキルが「必中」だ。文字通り攻撃が必ず当たるスキルで、これを外さない限り、攻撃が当たらない問題を解決するという素晴らしいスキル。ただコストが「5」もあり、例えば攻撃よりも守りを固めたいナナイ(アーマーナイト)はこれを外してもいいかもしれない。技が上がりやすいアーミリアも、ある程度命中を確保したら外して別のスキルを付けてみても。そんな試行錯誤も楽しく、準備画面での敵情報をしっかり観察して適したスキルを付けるのも重要。
▲ナナイは隣接ユニットの防御を5アップするという強力な応援スキルを持っている。同じく応援スキルを持つニイナやアーミリアを並べると相乗効果でかなり強化できる。応援スキルをうまく使え
▲体験版最後のマップでは「エリート」という敵がいて、コイツはニイナ専用の範囲回復技(めっちゃ強い)を持っている。ぜひ倒したいところだが
▲エリートのすぐ横には地形効果「守備-100」というピンクのマス。ということは…
▲戦技ゲットだぜ!こんな感じでおおよそSRPGらしからぬギミックもある
▲早速使ってみる。めっちゃ回復するわー、チートスキルじゃないかこれ
▲ナナイはアーマーナイトなのに立ち絵がアーマーなしという実に眼福なユニット
▲戦闘中はしっかり着込んでおります。最初から上級職の様な風格なのだよな
▲ペネロペのバトルグラはこんな感じ。バトルグラは当初、若干(使用枚数が少なくて)カクカクの印象だったが遊んでいくと慣れる
▲マリーのバトルグラ。敵のオーガが男性ユニットのため、スキル「チラリズム」で守備力爆下げ、そのため攻撃力がめっちゃ高くなっている
一部マップでエロシーンと敗北エロあり メインは街探索でのNPCエロ
エロのメインは街探索での段階エロだと思うが、一部マップではニイナの敗北エロあり。あとは最初に紹介したペネロペのエロに様にSRPGパート中にエロシーンを挟むこともある。
▲体験版範囲では山賊退治マップでのみ敗北エロあり(マップ開始時に警告あり)。わざと負けなくてもクリアで回想に登録される。あとからじっくり楽しもう
以下体験版範囲での街探索エロのスクショをペタペタと。
▲とあるマップでとあるマスにアーミリアを待機させると「催淫草」を入手、発情した彼女はマップクリア後自室でオナニーに耽る。その際
▲いやらしい目線が大嫌いでいつも塩対応しているカル。そんなやつが襲いかかってきたら…無理矢理されたら… というドM妄想で気持ちよくなってしまう
▲アーミリアは街の権力者・カインツからも「わしをマスターにしないか」と言い寄られている。コイツはなにやら怪しい…
▲体験版最後は街探索パートでの孤児院内で。物語が大きく分岐する運命の交差点イベントが発生
▲製品版ではここから「メイン」または「IF」に分岐。メインはエロイベントたっぷり、IFは処女ルートでエロがほとんどないらしいぞ
という、SRPGとしてめっちゃ作りこまれている作品。個人で4年かけて、しかもこれが処女作とか狂気の沙汰であるし感銘を受ける。ところどころ「ん?」と思う粗もあるが、そんなのは重箱の隅をつつく行為に思えるほど面白くエロも盛りだくさん。時間があるなら体験版触ってみれ、5時間くらい持ってかれるけど。
夢子「お取り扱いサイト様です」
DLsite 1,800円(税抜)
FANZA 1,800円(税抜)
同レベルでやり応えあるエロSRPG
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