エロRPG「セレスと契約ギルド」 スタジオ名瀬

RPG

セレスと契約ギルド 体験版感想・レビュー

とある街を訪れた天才魔法使い(自称)のセレスが主人公、悪魔との望まぬ契約により住人達から「感謝」を集めるのが目的となるMV製RPGである。しかし無理矢理装備させられた「感謝のペンダント」は感謝の気持ちを向けられる度に「感謝」を「性的快楽」に変換するというシロモノで、感謝を集めるのが目的なのはいいがその度にどどーっと快楽が押し寄せ開発されていってしまう、というギミックが効いた作品となっている。

更に本作には「悪魔の羊皮紙」というアイテムがたびたび登場し、そこに書かれた内容は強制力、簡単に言えば催眠効果を持つ。主人公が感謝を集めることになったのもこの強制力によるものだ。催眠によるエロはサークルさんの持ち味、そこに「感謝されると快楽変換」という天才的な発想が加わり一風変わったエロシチュになっている。感謝が大きいほど快楽もデカくなり、例えるなら時間停止中のヒロインが解除後に一気に快楽を受けるのにちょっと似ている、か。

【体験版評価】8.5/10点 (面白さ9 システム9 没入感9 エロス8)

オープニング


▲宝石を求め「ネイダリール」の街を訪れた主人公


▲情報を集めていると怪しい男が話しかけてくる。とりあえず場所を変えて話を聞くことに


▲話を聞くと宝石は「契約ギルド」の宝物庫にあり、彼はその鍵を持っている。更に彼は契約ギルドに恨みがあり一泡吹かせたいと。イヤイヤいくらなんでも話がうますぎる、と怪しむものの


▲俺は一切戦えないんだ、おまえさんは相当な使い手だろ?とおだてられ「いざとなったら私がなんとかしてあげる!」とあっさり乗るチョロイン。「セレスはおだてられて~」など、ログでキャラの仕草や感情を描写するのも本作の特徴


▲その夜、契約ギルドの宝物庫に忍び込んだ二人。鎖で封印された禍々しい魔力を放つ巨大な石像を奇妙に思いつつも、いざ宝石の納められた宝箱を前にする…と、ネグロは本性を現した!


▲不意打ちを受け拘束されてしまう。きゃつの正体は50年前聖女に封印された悪魔、そして「おまえは50年前犯した人間の子孫、俺の血縁者だ」


▲な、ナンダッテー!更に、ネグロは契約ギルドのギルドマスターだった!こりゃ一杯食わされたー!


▲無理矢理「契約」させられてしまう

感謝のペンダントとは、前述のとおり感謝を受けるほど性的快楽をうけ、逆に憎悪や怒りを向けられると耐えがたい痛みを受けるという呪い的アイテム。住人の依頼を無償で受け、感謝を集めペンダントが完成するとネグロの封印が解ける。50年前、ネグロを封印した聖女はこのアイテムできゃつを改心させようとしたのだが、ネグロは「そんな思惑に乗ってたまるか!」と、血縁者である子孫を待っていた。ネグロの血を引く者なら感謝のペンダントを装備させることができる、つまり主人公はきゃつの代役として仕立て上げられた。


▲俺のために感謝を集めろ!そうしたら解放してやる、というお話


▲なんでこんな目に…でも命は助かった、とひとりゴチながら宿へ。↑はメニュー画面。Lv80と確かに普通の状態なら天才魔法使いかもしれないな


▲宿でも羊皮紙による契約を迫られる。既にヘトヘトの主人公は「なんなのこの街…めんどくさっ」と思いつつもサインしてしまう。契約内容はざっくり「店主によるチェックを拒否しない・疑問に思わないこと」「客とトラブルをおこさないこと・起きた場合は店主に指示を仰ぐこと」「食事・飲み物を残さないこと」

まぁ宿はここだけだし契約上街からも必要時以外は出られんゆえサインするしかないのだが。今後は契約ギルドから舞い込む様々な依頼をクリアしていくことになるが、依頼によってはやはり新たな「契約」をすることになり、様々な催眠エロシチュを生んでいく。主人公は事の重大さに気付かぬうちに雁字搦めにされてしまうのだ。

ちなみに街は「契約ギルド」が牛耳っており、50年の間にネグロは契約ギルドを発足「悪魔の羊皮紙」を用い契約した者たちを支配下に置いている。この街にはフードを被った者たちが多数いるが彼らはすべて「契約ギルド立会人」、監視の目でありネグロの忠実な部下だ。常に監視の目に晒され自由に街から出ることもできず、主人公にとって街自体が監獄のようなものか。


▲翌日、早速ネグロに呼び出される。「あんたが悪魔だってバラすからね」と彼女は言いたかったのだが肝心なワードが言えない。契約ギルドのサポーター(奉仕者)となった彼女はギルドにとって不利益な言動を制限される


▲ネグロがなぜこんな計画をしたのか、それがこの一言に詰まっている気がする。きゃつにはきゃつなりの悪魔たる矜持があると


▲主人公にとっては一方的に不利な契約だが、一般的にはギルドと契約することはそう悪くない話らしい。やりたい放題の根っからの悪人、というワケでもない…?

ゲームの流れ

基本的には契約ギルドからの斡旋される「依頼」をクリアしていくことで感謝を集め、ペンダント完成を目指していく。ただどれだけ依頼をクリアすればペンダントが完成するかは明示されないため、とりあえず依頼を粛々とこなしていくことになる。これまでのサークル作品同様、マップは超コンパクト、街マップは1画面×3のみ(製品版ではもうちょっとあるかも)で、あとは各施設マップだけという。そこにギュッと段階含むエロイベントが詰め込まれている。


▲拠点となる宿があるマップ


▲酒場と立ちんぼ通りがある歓楽区画マップ(立ちんぼという生臭いワードが出てくるエロRPGも珍しい)。立ちんぼ通りには当初入れないため、その奥が気になる(奥があるのかもわからんが)


▲そして契約ギルドとお店がある商業区画マップ。基本街マップはこの3画面分だけ!商業区画中央にいる騎士風のNPCからは「エロステ」と「住人からの印象」を聞けるぞ(メニューにはエロステはない)


▲ギルドに向かうと毎日3つほどの依頼がある。全てこなすと宿へ…という流れ

ENDはハッピー・快楽堕ちバッドの2種に分岐するようで、快楽堕ちということはエロられすぎるとそっちにいくのだろう。

ギルドの斡旋する依頼は大きく分けて2種、戦闘ありと戦闘なしがある。

ACT戦闘ありの依頼

戦闘ありは討伐依頼、この場合のみ街の外に出てACT戦闘パートに突入する。


▲一番最初に発生する「街の入り口にモンスターが!誰か!」という依頼


▲これ絶対感謝されるやつ!と引き受ける


▲感謝のペンダントは感謝されれば快楽を、憎しみ・怒りを向けられると痛みを与える。つまり「命の取り合い」たる戦闘では常に敵から怒りを向けられ痛みを伴いながらの戦わねばならない、という設定。設定とか言っちゃうとアレだが、Lv80の魔法使いがちょっとした魔物にも苦戦するという演出だな


▲Zキーで「MP」を消費して前方平面3マス攻撃、Zおしっぱで全方位攻撃。自動MP回復で常にMPは少しずつ回復するが、MPゼロの状態では攻撃不可、MP回復を待たねばならない。またはキラキラポイントでMPを補充できる


▲最初の3体を倒すと増援が湧く。シンプルな戦闘だが舐めてると痛い目を見るぞ


▲敵を殲滅すれば痛みは引くが…

戦闘で敗北すると敗北エロシーン後、即BADENDになる。勝利した場合も回想として登録されるためわざと負ける必要はない。この戦闘はまだ楽だったが、次の戦闘あり依頼のスライム戦はかなり苦労したゆえ、わざと負けなくても見ることになるかもしれんが。ちなみに一度戦闘敗北すると次からは戦闘前に選択肢「勝利したことにする」を選ぶこともできるため、勝っても負けても繰り返す必要がないグッド配慮!


▲敗北エロシーン、この後BADENDとなりGAMEOVERだ

▲本作ではエロ終了ごとに回想アイテムを入手、メニューから回想リストでいつでも回想を拝見できる


▲依頼者に討伐報告にいくとめっちゃ感謝され快楽がドバーっ、エロステもドバドバ上昇。ここでもペンダントのヤバさを痛感する


▲更に感謝され「こらアカン!」とそそくさと去る。濡れた下着が画面左上に表示されている

戦闘なし依頼 催眠シチュがたんまり

戦闘なしの依頼の方がメインで、ほとんど契約による一時的な催眠を伴うシチュだ。序盤、少なくとも体験版範囲ではネグロから「サポーターには性行為以外なら無償で何を依頼してもいい」と街中に周知されているため、戦闘での敗北はともかくこちらは軽いエロからとなっている。


▲1日目に受ける酒場のウエイトレス依頼。まぁ受けるしかないんだけども


▲その際やはり羊皮紙による契約。ここでは「店側が用意した制服に疑問を持たないこと」「客に暴力を振るわないこと」の2点


▲まぁこれくらいなら、とサインする。性行為は禁じられているしな。しかーし


▲用意された制服になんとなく違和感を覚えるが「疑問に思わないこと」が発動


▲いきなりスケスケ制服だったw しかし当の本人は「ごく普通のワンピース的な制服」だと思い込んでいる!


▲客の「ブラ外してきて」、店長の「それならこっちの制服に着替えてきて」という要望に普通に応える主人公。何故なら彼女はただのワンピースだと誤認しているからだ。ワンピースなんだから下着外しても見えるワケがない。何が楽しいの?と。にもかかわらず盛り上がる男性陣。セレス「???」


▲そして「大感謝」を受ける。大感謝が快楽に変換され…


▲またもやドバーっと快楽が流れ込む!この瞬間が本作で一番楽しいかもw


▲もう一人のおじさんからもチップを渡されるほど感謝され… あ”ーーーーっ!


▲絶頂してしまい事実下着びしょびしょなのだが、本人はワンピースを着ているつもりゆえ「そんなわけないでしょ!」と強がる。このおじさんたちは酔っ払いで実際ぬれていることに気づかなかったが、この「感謝」→「性的快感」のカラクリに気付きやたら感謝を向けてくる確信犯的な輩も…


▲1日目の依頼を達成して(性的快楽で)ヘトヘトになって宿に戻るとボディチェックが待っていた


▲このシーンは誤認・常識変換系催眠(契約)。まず持ち物チェックと称し下着を漁られ(匂いを嗅がれ)、挙句「処女(ボディ)チェック!」となる。まぁ性行為は許されてない故、宿の主人もくぱぁを堪能するところまでだ


▲宿の風呂掃除の依頼を受け掃除中に他人のセクロスを見せられる。このモブ女性はやはり「契約」を受けていて「第三者の女性にエッチをを見せつける契約なんです!」と。同じ境遇の女性に同情し仕方なく見ることになるが初めてエッチを目の当たりにして…なシーン


▲宿の主人に睡眠薬入りの飲み物を提供され(提供された食べ物・飲み物は残してはならない)、寝込みを襲われる。裸を見て感謝しまくる宿の主人(確信犯)


▲操られた挙句、仕事中の記憶がなくなる「契約」。契約主は女性

この他体験版では、宿で混乱薬入りの飲み物を提供されて男湯に入っちゃう、服屋のマネキンモデルなどなど10種以上のエロを拝見できた。依頼とは別のエロイベもあったし、たっぷり2時間程は遊べたなぁ。コンパクトマップにより探索の手間はなく、敗北BADENDと催眠エロに至る丁寧な導入とエロを堪能できる作品となっている。ただエロを見ていくだけだとマンネリするかもしれんがたまに挟まるACTパートがいい刺激、催眠シチュスキーならチェックせざるを得ない一品。

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セレスと契約ギルド

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