アナスタシアと堕淫の呪い 体験版感想・レビュー
教師すら理解できない魔術体系を研究しアカデミーを首席で卒業、莫大な魔力を持ち宮廷魔術師となったアナスタシアが主人公、とある事件の捜査に乗り出すMV製RPGである。最近アカデミーの生徒が何人も失踪する事件が起き教師たちが捜索するもまったく手がかりを掴めず、アカデミーの校長直々に主人公に依頼をする場面からゲームがスタートする。ちなみに主人公の父はアカデミーの理事長である。
【体験版評価】8.3/10点 (面白さ8 システム8 没入感8.5 エロス8.5)
▲校長直々に理事長とその娘・アナスタシアに失踪事件の相談に来る
▲舞台は水の都カスターニャ。ここに主人公も在籍していたアカデミーがある。調査の間はアカデミー名義で宿をとってくれておりそこを拠点とする
▲宿の主人・ダンカン。彼だけでなくアカデミーがあるこの街でアナスタシアを知らない者はいないし、彼女を敬わない者はいない。それくらい有名人だ
▲宿の2階のスゥイート的な部屋を一人で貸し切り。…主人公の立ち絵について、なんとなく思うところはないだろうか。我輩は「この表情、澄まし顔?お高くとまってる?感があってなんか鼻につくなぁ、と思っていたが。このお澄まし顔はサークルさんが敢えて狙ってやっていたのだと、後から気付く
▲全部で4ページもあり、新たなエロ行為をするごとに開放されていく。体験版範囲では物語が進むほどに1ページ目の「オナニー詳細」が解放されていく。つまり、ゲームが進むほどに主人公が性に溺れていき2ページ目、3ページ目…へと
校長からの依頼を受けた主人公はアカデミーのある街で聞き込みから開始、NPCと話しまくることで、表向きは治安が良く水路などのインフラも整った綺麗なこの街の奇妙な噂を聞くことになる。「この街のどこかに歓楽街への入り口がある」「井戸の底から声がする」「この街には娯楽が少ないという声と意外に娯楽が多いという異なる声」「裏の森を通ると奇妙な感覚がある」などなど。
▲うれしいけどもいくらなんでも税金が安すぎる。その補填はどこから…
▲もともと治安が良くない街だったが、アカデミーができてからは領主が治安向上に努めてくれた、らしい(その領主は不在で体験版では会えない)
▲いくつかの情報を聞いたりイベントをこなしたあと、この兵士と話すとアカデミーの裏の森に行けるようになる
フラグを立てていくと、アカデミーの裏の森から「魔女の館」へ行けるようになり、そこで魔女と戦闘(イベント)となる。主人公の莫大な魔力攻撃に追い詰められた魔女はとっておきの呪い魔法を仕掛けてくるが、それすら想定していた主人公は事前に校長から「どんな攻撃も回避する魔道具」を高額で購入しており、それを使う。しかし!その魔道具は偽物、主人公は「堕淫の呪い」を受けてしまう。魔力を失い(Lv99→Lv1)さらに時間経過(実際はマップチェンジ)でどんどん性欲が上昇してしまう呪いである。
▲これほどの結界を張れるのは相当な術者、念のため一旦戻って準備してきた方がいい、と判断する主人公
▲ここが一つの分岐点…?なのだろうか。いやどれを購入しても結局同じ結果になりそうな気もする。同じ結果になるとするなら「転移の箱」を購入すると2万Gお金が余り、本編スタート後にいろいろ買い物できるのだ(我輩は転移の箱を買った)
▲切り札を手に入れ、裏の森の結界を破って現れた館へ侵入(自信満々)
▲そこには失踪したアカデミー生徒たち、彼らから魔力を吸い取る謎の女が
▲魔女・ギジェルミーナ。なんとなーく「とある~」の食蜂を連想させるキャラ
▲単純な魔術比べでは主人公が圧勝、しかし魔女はとっておきの呪い魔法を放ってくる
▲このような不測の事態に対処するべく校長から高額で購入した「一度だけどんな攻撃も回避するアイテム」で助かったかに見えたが
▲その結果、主人公はLv1となって魔術を使えなくなり、更に性欲肥大化、そんな呪いの魔法だった
▲澄まし顔が遂に崩れる。用意していたアイテムで撤退する主人公
▲Lv1になり魔術は使えなくなってしまったが、魔女の館のランダムエンカでレベリングすることで習得していくぞ
ここからが本編スタートなのだが、本作のゲームの進め方はちょっとわかりづらいのが難点だった。ぶっちゃけるとマップチェンジで「性欲ゲージ」を上げてMAXになると「オナニーイベント」が発生、その都度物語が進んでいく。それまではNPC総当たりだったんで総当たりしちまったよ。全然先に進まないから「…もしかして性欲ゲージ?」と。MAXにしてみたら強制オナニーイベントが起きた。
▲高額アイテムの偽物をつかませたクソ校長を問い詰めるべくやってきたが外出中らしい。クソガっ!
▲魔女の館ではランダムエンカでレベリングできる。処女クリアするならここでひたすら戦いレベリングし、魔女の僕を倒し、魔女も倒せばいいらしい。製品版では館内に簡単にレベリングできる施設もあるとか
▲ザコ戦では魔法はあまり有効じゃない。殴ってTPが貯まったら必殺技、回復は恒久アイテム(戦闘中は使えない)がある。ものすごく地味―な作業になるが、1時間ほどレベリングするとLv10くらいにはなれる
▲右上にいるのは魔女の僕。魔女を倒すにはまずこいつを倒さねばならない
▲まぁ序盤では勝てんけども。レベルは20程度必要だろうし、装備品要素がない本作ではバフや回復アイテム類などの準備も重要。というときに、前述の「2万Gの余剰」が活きてきたり
▲敗北すると魔女に体の自由を奪われ、講堂に集められた生徒達に
▲というようなシーンを経てGAMEOVER。要するにボス系に敗北するとBADENDになる(ザコに敗北しても館の外に出るだけ)。
▲マップチェンジを繰り返すと性欲が貯まっていき100になると
▲自室でオナニ―にふける。これを繰り返すことで序盤はストーリーが進んでいく(これに気付くまでひたすらレベリングと情報集めしてた)
2回目オナニーで宿の主人に気付かれ、3回目のオナニーでは宿の主人に水晶を通して見られ、5回目のオナニーはタイミングを見計らった主人に生で見られ… それら一連のエロは全て魔女もモニタリングしており、オナニーイベントを繰り返していくと主人公の前に現れる。そして「楽になりたいなら精液を集めなさい」と助言して去っていく。
▲三回目のオナニー。宿の主人・ダンカンに水晶を通して見られていた。この頃にはもはやスグにムラムラしてしまい都度宿に戻りオナニーしてしまう。しかしこれは魔女のいう通り彼女が本来もっていた性欲を「肥大」させただけ、要するに主人公は澄まし顔の裏で毎日オナニーにふける好きものだった。この呪いによりそれが暴かれた、という
▲精液を集めれば魔力を得られ、元の状態に戻れる、と。または魔女を倒すことでも元に戻れるが「今のあなにたできるかしらぁ~?」
ここで体験版は終了だが、このあとは性欲ゲージがMAXになるたびに、街に唯一ある風俗で働いたり、噂で聞いた「地下にあるだろう歓楽街」を舞台にイベントが起きていくかと。エロ傾向としては皆に尊敬されお高くとまっていた若き宮廷魔術師が、そのすまし顔の裏で実は毎日オナニーするほど性欲が強いことを徐々に暴かれ、性の快楽を知るほどに恥辱と共に墜ちていく。そうならないよう「堕ちきる前に魔女を倒せるか」みたいな感じだな。
▲そこへ不在だった校長が帰ってきて「理事長が不正により退いた」と。は?このタイミングでこれは出来過ぎてる、これはいつも不在の街の領主とこのクソ校長、魔女たちによる罠だったのでは…
▲体験版最後あたりの秘密の記録(他のページも多少更新されているが端折る)
本編に入った段階から「魔女の館」のランダムエンカウントでレベリングすることが可能(製品版では簡単にレベリングできるシステムも用意されている)で、強さを取り戻することで「魔女の僕」をすべて倒し、最終的に魔女を倒せば処女クリアも可能らしい。体験版でこちらを試してみたがかなり厳しい(地道、得られる経験値も少ないし)、まぁ製品版ではサクサクレベリングできるようであるし、処女クリアを最初に目指すのもいいのでは。ただ戦闘を含めたこの要素は薄めで、あくまで本作の醍醐味は澄まし顔の若きエリート宮廷魔術師が性欲を暴露され更に堕ちていく過程を楽しめることだろう。
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