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好評の前作システムをほぼ踏襲しエロボリューム大幅アップ!
前作「行け!! アイリーン快賊団」は、我輩的にゲームシステムがツボでRPGとして非常に楽しませてもらった、まだ記憶に新しい作品である。体験版を遊んでみると、若干ゲームデザインの変化があるものの面白さをそのまま引き継いでいることに驚く。面白さの質やプレイ感覚もそのまま。戦術性が高く飽きの来ないバトル、キャラ育成の自由度、適度に緊張感のあるローグライクダンジョン探索、これらが高水準でバランスよくまとまっている。
基本は拠点を軸に装備やキャラ育成で準備を行いダンジョンに潜る、を繰り返すスタイル。本作からはそこに「夜の売春でお金稼ぎ」が加わった。売春はプレイヤーの任意だが、本作では装備だけでなくキャラ育成にもお金がかかる。またダンジョン攻略には日数制限が設定されており、ダンジョンクリア時の残日数が多いほどご褒美を沢山もらえる仕様。売春なんて使わねぇ!最初から処女プレイだ!と意気込むと、ご褒美欲しさにダンジョン攻略を急ぎたい、でもお金が足りず結局売春に手を出す、というジレンマが味わえる(我輩 もちろん攻略の仕方次第では処女クリアも可能であり、目指したくなるモチベーションが沸く。それこそ良作の証。
全体の雰囲気でいえば前作が「活劇」なら本作は「エロ姫騎士譚」。うむ、うまいこと言えてないのは重々承知orz
姫騎士レイチェル体験版では
1つめのダンジョンの最下層であるB6のボス手前(?)まで遊べる。エロシーンは敵敗北1と売春1、シナリオ上展開されるエロが3。プレイ時間にして1時間程度だろうか。前作体験版はもっと遊べたのに(泣 否、前作が遊べ過ぎたのである。流れもシステムも充分理解できる。
最初から4人PTの固定メンバー+ボス戦のみロリが5人目としてサポート
本作では最初から4人PT。姫騎士レイチェル、盗賊リック(♂)、魔導師シャロン、変態もとい天才学者エリス。レイチェルは新王の謀略により一介の騎士同様の地位にまで身を落とされたこの国の姫。今回の旅は各地に出現したとされる魔界のゲートを閉じるのが目的で、レイチェルは信頼ある仲間を連れてきた。田舎の温泉街「アリエーテ」の宿を拠点とし、まずは最初のダンジョン「新緑ノ林道」に向かう。本作のメンツには常識あるビッチはいるものの、前作のゴンズの様な変態紳士がいないのが残念(笑
1日は朝パート→ダンジョンパート→夜パート→次の日…の流れ
朝パートは準備タイム。キャラの育成、装備購入・売却・合成等。装備はここでバッチリキメていくこと。前作同様ダンジョン内では装備変更不可仕様だ。また回復アイテム等の消費アイテムは売っておらずダンジョンで現地調達が基本である。宿では「会議」が行え、探索先ダンジョンの知っておきたい情報や目的などを確認可能だ。
▲拠点となる温泉街 店が密集しており使いやすい PUBで夜に売春
街の外に出るとダンジョン選択画面を経てダンジョンパートへ。ダンジョンからは「魔法のロープ」でいつでも離脱可能だが、ダンジョンから出た時点で夜パートに移行する。ダンジョンから出る際は所持している消費アイテムが全て換金されてしまい、次の探索に引き継げない。それでも前作の装備品もレベルも引き継げない仕様に比べれば随分ラクになった反面、緊張感はちょっと薄れたか。
夜パートは売春ターイム。売春するのはレイチェル(とエリス)のみで、売春せずに寝ることもできるが、前述の通り強くなる為にはなにかとお金が入り用。売春で稼げる額は大きく、特に序盤は重要な資金源になる。1周目はレイチェルを売春漬けにしながら楽しむのが良いのでは。オレは姫を穢さない!(キリッ な紳士は、売春で本番プレイを避けることで折り合いをつけるとか、そんなプレイも可能。
ダンジョンはややローグライク HP回復手段が乏しい
ダンジョン探索では「食糧」の要素がなくなりハラペコになる心配もなくなったが、変わりに「歩数」による時間遷移要素が導入された。よってふらふら歩いているとすぐ夜になってしまうぞ。ダンジョンでは視界が狭い故、慎重に進み宝箱回収。ある程度潜るとクリスタルがあり、次の探索はそこから開始可能。
探索していると夕方までは体感的にスグで1回の探索はやや短め。夜も探索可能だが敵が強くなる。敵シンボルを避けてさっさと先に進むか、制限日数いっぱいまでレベリングするかはプレイヤー次第。ダンジョンクリアのご褒美が残日数に依存する故悩みどころ。制限日数は実は解除することも可能。日数を気にせずじっくり好きに探索したい紳士はこちらで遊ぼう。
本作のダンジョンの形状は変化しない。が、こちら動くと敵シンボルが動く。移動するとSPは回復するものの、HPは回復しなくなった。故にHP回復手段は、ダンジョンで拾える回復アイテムと後々仲間が覚える回復スキルしかない。回復手段が乏しいのだ。故にバトルはノーダメージで終わらせるのが理想。被ダメもデカいしな。
バトルシステムはCTBに やはり封殺プレイが基本で本作のキモ 面白い!
前作のバトルでは味方が全員動いた後に敵が動き、如何に敵を封殺するかがキモのバトルだった。本作ではFF10の様なCTBとなったが、やはりキモは封殺すること。CTBだけに素早さが重要で、高いほど行動順がまわりやすい。特定スキルは発動までにある程度時間がかかったり。これらの点で前作よりも戦術性はやや増しているものの感覚は似ている。倒すのが無理ならスキルで麻痺させたり、行動順を遅らせたり、敵のスキルを潰したりと工夫しよう。ノーダメージでバトルを終えると経験値とお金が×2な素敵ルール。
▲左下のキャラ達が行動順を表す 攻撃時は命中率と与ダメが予め表示され戦術が立て易い
もうひとつ特徴的な要素として攻撃後確率で発生する「追撃」がある。各キャラは武器を2つ装備可能で、攻撃後にもう片方の武器で100%ヒットする攻撃を繰り出す。追撃率は武器毎に設定されており、命中率が低くても追撃率が高く設定されている武器も。命中率や追撃率を意識したバトルは一般的なツクールRPGとは一線を画す楽しさがある。
バトルで強いのはリック(♂)。お金を使っての育成で序盤から素早さを鍛えやすく「とどめの一撃」が強い。コレはリックが行動終了時「HP○以下の敵全員にとどめを刺す」という鬼の様なスキル。前作を遊んだ紳士であればわかるだろう。デフォでは「HP5以下の敵」だが、スキルを伸ばすことで「HP10以下の敵」まであげられる。パッシブスキル「夜間戦闘」などと合わせ序盤はリック育成にお金をつぎ込むのも手。
様々な行動で集まる勲章システム ゲームに華を添える要素
前作同様勲章システムあり。他RPGでもよくみられるシステムだが本作のそれは100種以上ある。それらを得る条件は様々で、あるスキルを10回以上使う、階段を10回降りる、F5キーでフルスクリーンにした、などなど。狙っていなくても何気ない行動で勲章を得られると嬉しい。それだけにコンプするなら労力は相当かかるだろう。
ゲットした勲章で得られるのはお金系か装備系。前者は直接お金を得られる。後者はその勲章を装備することでステータスに+されたりスキル威力がアップしたり、消費アイテムを所持した状態でダンジョンに入れるスキル等、様々な効果が。勲章で戦術の幅が広がるのだ。
序盤から売春! エロは売春とボス敗北陵辱、仲間内でのエロなど
レイチェルがメインヒロインであり売春含めたエロが一番多い。仲間内のエロは唯一の♂メンバーであるリック絡みや百合エロなんかもある様だ。レイチェルの売春エロではこなすごとにH度が上昇、上がるほどにエロイ売春が解放される。仲間内のエロもH度がフラグになっているのだろう。敗北エロは勝ってもギャラリーに登録される。
本作エロはアニメする!まぁオマケ程度に考えた方がいいと思うがエロが動くだけでも僥倖。動かないより動く方がエロイのは間違いない。妊娠要素あり、基本54枚というボリューム◎、着せ替え要素も充実。本作のゲーム性にこのエロがあれば大概の紳士はあっちもこっちも満足。
体験版総合的に
CTBにシフトしつつもエロがスゴイことになった。チュートリアル的なヘルプメッセージもわかりやすくすんなりゲームに入れる。前作体験版を遊びこんだ身として一つ、いや二つほど言わせてもらうなら。ひとつ、コメディ要素がなくなっちゃった。我輩的に前作のドタバタ感はいい味だった故少し寂しく。ふたつ、CTBになりある程度攻撃順が制限される為、若干封殺攻略の幅が狭くなった。それでも十分面白くエロ寄りになったのはエロゲだから仕方なし。タクティカルなバトルに攻略性あるダンジョン、やりこみ要素に弱点だったエロがパワーアップした間口の広い良作。
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