ザコの国　体験版感想・レビュー

ほえっぽろっぽ　　RPG　　700円(税抜)
【基本情報】♂主人公(名前入力)　ツクールVXAce製　バランス型　難易度:普通
【体験版評価】7.3/10点 (面白さ7 システム7 没入感8 エロス7)
【ゲーム情報】デフォHP49 MP78(Lv1)
体当たりバトルタルやタンスアイテムなし　Shiftダッシュ
メッセスキップあり　セーブはちょいちょいある魔法陣で
UIオリジナリティ:普通　バトルオリジナリティ:普通

ザコ認定に不満の元偽勇者がザコの世界で革命を起こすRPG

ザコ、モブキャラ。RPGには必須の存在ではあるがザコの中にも「落ちこぼれ」が
いるものだ。雇用主から契約をきられたザコの落ちこぼれの魂は「学校」で訓練を受け、
立派なテンプレ通りのザコとして再派遣される。そこに主人公はいた。

「おかしい、何故オレはザコ認定されている？」彼の疑問は最もであった。彼は確かに
モブキャラだったが、以前の世界では不慮の事故で死んだ勇者に背格好が似ている
という理由から勇者に祀りあげられ、血の滲むような努力と苦難の旅の末に見事
魔王を討ち果たしたのだ。その結果の転生先がまたザコ、それも落ちこぼれときては
納得できるはずもない。「オレはザコなんかじゃない。革命を起こしてやる…」
その為の細工は流々、いよいよ主人公は革命に打って出る！

というオープニングストーリーの作品である。主人公は扱いやすいクラスメイトの
ブタとカラスを仲間に引き入れ、革命に必要なアイテムの素材を集めていく。
教師たちは主人公を問題児として見ており鼻つまみ者の様な扱いを受ける。
主人公に惚れているスライムのスラヒョン、ザコ特進クラスの魔女のファリ、素行の悪い
生徒を更生する為にメインキャラ枠から雇われた女侍・コドウを巻き込みストーリーが
展開。コドウは顔を隠していた前髪を主人公に斬られて顔を見られてしまい、
初めて顔を見られた男性と云々…みたいな掟がある様で(笑らんまのシャンプーか！
ファリは落ちこぼれを見下す態度をとるがなんだかんだで主人公が気になっている。
スラヒョンはアホの子なんだが女の感は鋭く、主人公がモテ始めた？ことを危惧し
一番最初にプッシュしてくるなんだか幼馴染みたいなキャラ。三者三様でグッドな
ヒロイン達であるなぁ。

体験版最後で主人公は透明薬、変身薬、催眠薬の作製に成功、早速透明薬を使い
教師たちの根城・職員室に向かう、というところで終了、この先のストーリーが
気になるわ！という位にシナリオが面白かった。

ゲームとしては非常にサクサク。体当たりバトルでレベリング、回復アイテムにヒールと
回復手段も豊富で面倒は無い。ボス戦のみターン制コマンドバトルに。
敵を倒す云々よりもストーリーを進める探索がメインと感じたがどうだろう。
どうやら昔ながらの謎解き要素もある様でその辺も楽しめる紳士向けだろうか。
本編とは別のやり込みダンジョンもあり。やべぇ、スラヒョンとコドウｶﾜﾕｽ…！
エロは基本14枚、700円という価格からすればお値打ちと感じた一品。