いぬすく ADVRPG 1,800円(税抜)
【基本情報】♂主人公(名前変更可) ウディタ製 バランス型 難易度:やり応え
【体験版評価】8.3/10点 (面白さ8 システム8 没入感9 エロス9)
【ゲーム情報】シンボル&ランダムエンカウント CTB 複数vs複数
逃走コマンド無し タルやタンスアイテムなし 移動は選択式
メッセスキップあり セーブはいつでも 戦闘DEエロ:なし エロステ:なし
UI独創性:高い バトル独創性:普通
■INDEX
タイトルから想像できないレトロ感 流浪の冒険者達の冒険譚
これまでのシリーズの2DアニメADVから舞台も形式もガラッと変化した作品。
主人公、ソド子、サポ子の3人は各地を点々とし、冒険やお宝の香りがする場所に
キャンプを構え生活費を稼ぐ流浪の冒険者。今回は未踏の古代遺跡があるという
地方にやってきた。この地には既に何人かの冒険者達が集まり質素ながら集落が
築かれていた。一行はここを拠点とし、周囲を探索・開拓していくRPG。
セリフ以外のテキストは「君は~」とか第三者視点での語り、説明口調でTRPGや
ゲームブックに近い印象を受ける。反面、主人公は従来の「限界!?お兄ちゃん~」
シリーズの「妹こそ正義!」なアツいお兄ちゃんであり、言い換えるなら
「戦闘面では頼りになるけど全ては『妹』の為!」という、優しいランスなイメージに
なった。本作に登場するヒロイン達はシリーズ1・2作目と違い実妹ではない。
3・4作目同様、「年下=全員俺の妹」という感覚。魔物娘も妹。年上風は登場しない。
実際ヒロイン達も愛称として「お兄ちゃん」と主人公を呼ぶ。ゲーム開始時に主人公に
どんな名前を付けようとも「お兄ちゃん」と呼ばれる、というか呼ばせる(笑
「限界!?お兄ちゃん シスタートラベル」体験版では
ソド子と初エッチするところまで。序盤だとは思うが結構なプレイ時間だった。
2時間弱は遊んだか。当初はDL同人では目新しいビジュアルやシステムで戸惑うが
遊んでみればシンプルですぐ慣れる。エロは覗きやラッキースケバを除けば2シーンか。
特徴的な各種マップ チェックポイントを総当たりするレトロADVっぽい
まずは本作の特徴であるマップをご覧頂きたい。
▲拠点マップ
▲フィールドマップ カーソルを移動して探索ポイントを調べる
▲開拓していくと可視範囲が拡がる 時折キャラが喋るんだ
▲ダンジョンマップも然り
▲特定ポイントではサイドビューマップに ヒロインドット絵チェックで話す
▲ワールドマップ これらのマップ画面はサークルさんの手製
マップ上のカーソルを方向キーで移動して調べたいポイントでZキー。これが探索の基本だ。
何か発見したり、マップ可視が拡がったり、戦闘になったり様々。他マップでフラグを
立てないと調べられないポイントもある。この「調べて見ないと何が起こるかわからない」
というのが如何にも「冒険wktk」。確かにTRPGやゲームブックなどのレトロな探索感で
ある意味ADVRPGともいえる設計だ。Shiftキーでカーソル移動が高速化。ダッシュだな。
拠点でもこの要領で買い物やNPCと会話したり。
▲クエスト受注画面
基本の流れ フィールドやダンジョンで戦闘や探索を行うと行動力が減る
拠点を中心として周囲の森フィールドやダンジョンを探索していくことでストーリーを
進める。拠点で休めば1日1枚クエストチケットを入手、その範囲内でクエストを受けて
お金を稼ぐのも重要となる。何故なら魔物相手の戦闘ではお金をほとんど入手できず、
拠点で寝る際もPTキャラ×20のお金がかかる。序盤としては結構負担がデカい。
いつものRPG感覚で装備などにお金を使ってしまうと回復できなくなる故留意。
探索や戦闘をするとPTキャラそれぞれ行動力が減少、行動力がゼロになると
「疲労」状態となり戦闘で弱体化してしまう。行動力上限値もキャラ毎に異なり、
お兄ちゃんはまだ元気だが、ソド子や他ヒロインが疲労、なんてシーンもよくある。
PTの強さにもよるが、万全を期すならPTの誰かが疲労になったら拠点に戻り
寝て回復するのが無難。が、ある程度PTが強くなってくると全員が疲労状態でも
簡単なクエストをこなしたり、1日何度か戦える場所で限界までレベリングすることも
できるだろう。その辺りの塩梅はプレイヤー次第。本作には日数要素があるんだが、
ゲーム的に日数制限があるのか、結末に影響するのかは不明。関係ない気がするが。
▲お兄ちゃん立ち絵で敵のHPが隠れて見えないのがちょい不便
CTB戦闘バランスは結構シビア 可能な範囲でしっかり装備品を整えよう
日数はシナリオ的には関係ないかもしれんが、序盤攻略への影響は大きい。
前述の通り稼げる金額に対し「寝て回復」のコストが大きいからだ。
加えて序盤のレベリングリソースは限られている故、なるべく限界近くまで
稼いでから寝るようにし、装備にお金を回したい。
体験版の山場は白アザラシボスと、クエストでの生き残りアザラシ退治だろう。
お兄ちゃんとソド子の武器は最低でもそれなりのロングソード、メディ子とソド子には
防寒着を。敵の氷全体魔法が強くメディ子が戦線離脱してしまうと回復がキツイ。
本作では戦闘コマンドにアイテムがないが、ソド子の応急処置でポーション使用可。
また、どちらの戦闘でもタンク役(仲間をかばう)のアザラシのナイトが厄介で、
特に素早さ重視のソド子はそれなりの武器を装備していないダメが通らない。
攻防共に高いお兄ちゃんは一撃必殺のお兄ちゃんアタックか、
魔物娘・マンドレイクを装備しての拘束スキルで相手の行動順を遅らせよう。
こんな感じで本作ではきっちり装備を整えていないと苦戦するシーンが結構多く、
その為には効率のいいお金稼ぎをしていく必要があるのだ。いやぁ、純粋に
RPGとして楽しめた。戦術性の高い戦闘だっ!
▲宿マップ 覗きや好感度次第で本番エッチ可能
エロは覗きにラッキースケベ みんなお兄ちゃんを慕う
拠点のPTキャンプでは各キャラを覗いたり、好感度が高ければエッチ可能。
好感度は一緒に戦っていれば上がるのか、ストーリーを進めると上がるのかは不明。
倒して仲間にする魔物娘(戦闘には参加できないがお兄ちゃんのスキルが増える)とは
ある程度ストーリーが進めばエロイベントが発生するっぽいな。魔物娘戦では敗北
エロあり(お兄ちゃんの)。その他、探索中のラッキースケベ多数。
ちなみに戦闘敗北後はお金10%を払い全快して再挑戦orロードの2択。
▲ラッキースケベ
▲マンドレイク娘・ハナ子との躍動感あるエッチ エッチでがっぽり経験値をゲット可
体験版総合的に
キャラの絡みや関係性はともかくシステムや設計的に硬派なファンタジーで
想像以上に楽しめた。RPGはやっぱりwktkとシビアな難度が好きだなぁ個人的に。
年下の娘=全員お兄ちゃんの妹!な主人公のキャラ良し。強いし、美味しい役であるし。
クエスト達成時の「success!!」等細かい演出も丁寧な仕事、「骨まで愛して」とか
遊び心も盛り込まれ。BGMのチョイスも良くフィールドは静かで戦闘は音量デカめとか
メリハリが効いていて没入感が高い。
なんといってもいぬすくさんの描く女の子キャラは可愛い!ジャスティス!
余談だが、いぬすくさんは黒電車さんと「ウチラもRPG作りましょう!!!」と
意気投合、製作期間数日のRPGを「DMM無料作品」として3作品ほどリリース済。
有償作品としては黒電車さんが昨年「すじもんクエスト~カチコミ!!~」(作品内で
いぬすくさん自身もキャラとして登場)をリリース、続いていぬすくさんが本作リリース。
PICOPICOSOFTさんの「Rune’sPharmacy~ティアラ島のお薬屋さん~」のルネが本作の
とある道具屋の店員になってたりと、いぬすくさんの横の繋がりは広いなぁ。
撫子「こんな紳士にオススメかなぁ?」
ラブイチャ 和姦 妹(という名の年下ヒロイン) 俺がお前たちのお兄ちゃんだ!
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