陸上女子を育てるエロSLG「ソニックパンプキン!」byヴィンセント

ヴィンセント

ソニックパンプキン!　体験版感想・レビュー　躍動する女体は美しい

このご時世下でも未だ放たれる同人スメルと高いアニメーション技術、個人的に割と注目している古参・ヴィンセントさんの作品。今作はエロ同人ゲーム界隈にありそうでなかった陸女育成SLGだ。プレイヤーはスポーツホルモン科学(以下SH科学)を提唱するトレーナー・毛利シンゾウとなり、無名の100mスプリンター・走村キエを鍛えつつ各種大会に参加、選手レベルを上げて4年後のヨリンピックを目指す。

まずはヒロインとの出会いと本作の魅力を少しばかり語らせてもらう。

▲右が毛利、左がアシスタントの小森。二人はSH科学によるトレーニングを実践するため、将来有望な選手を見繕おうと、とある地方の記録会に来ていた

　
　
▲我輩が本作で一番推したいのは、この疾走感がハンパねぇダッシュを表現したサイドビューアニメーションシーン、かなりのコマ数が使われている。6人が並走するレースシーンは素晴らしい見ごたえっ。全国でも有望株の「弾 アイ」選手(名前が速そう

▲彼女に「弟子にならないか」と交渉をもちかけるも「確か、そのトレーナーは…悪名高い、変態トレーナーだろう」と断られてしまう。他数人に声をかけるも口を揃えた用に「変態トレーナー」と揶揄され全滅。そんな中…

▲………何？

▲これがヒロインとの出会いだった。毛利は「裸だった」という以外彼女に興味を示さなかったが

▲なんと彼女は毛利の大ファンで、痴女のような真似をしたのもSH科学を実践しているからだという

ちなみに、SH科学とは「トップアスリートは得てして性欲(ホルモン)が強い、逆説的に性欲を高めるトレーニングを積めばトップアスリートになれる」というｗ ということで主人公・毛利はヒロイン・走村キエを育成していくことに。

基本の流れ　地道な(エロ)トレーニングを積み大会に出場

ゲームは、1週間単位で時間が経過する中で任意のトレーニングを行い、条件が揃っていれば各月第4週に行われる各種大会に出場していく。

▲本作の基本画面となるトレーニングメニュー。1週間で2つのコマンドを実行できる。まずは毛利のいうとおり「基礎1」「基礎2」を重点的に行っていくと、5月の大会で目覚ましい成長を見せてくれるだろう

▲大会スケジュール一覧。ヒロインのデフォ「選手レベル」は1、レベル1で出場できる大会は「白色」で表示される。レベルの色=大会レベルだな。大会で優勝するとレベルが1つあがる

基本的には各月3週まで各種トレーニングで能力をアップ、4週目で大会出場、という感じになる。↑のスケジュールを開いて当月出場可能な大会がなければ4週目もトレーニングを。あと大会前には「休息」をとりスタミナを回復させることも忘れずに。

ヒロインには「筋力」「スタミナ」「スタイル」「ピーク」の能力値があり、基本的に大事なのは筋力とスタミナだ。筋力をあげればダッシュスピードがあがり、スタミナがないと満足なトレーニングができずケガを負う可能性が高まり、連戦を勝ち抜けない。一部を除く大会のほとんどは1日で予選、準決勝、決勝を戦う3連戦となっているため、決勝までトップスピードを維持するにはスタミナが不可欠だ。当初はトレーニング「基礎」「大食い」で上げていこう。

スタイルは「先行逃げ切り型」「末脚型」などの選手特性、トレーニング「特訓」で強化できる。ピークは大会に調子を合わせる能力で「メントレ」で強化。

　
▲トレーニングを選択するとこのようなCGが表示され、フィニッシュを押して終了するだけで完了。左が「基礎2」右が「メントレ」。ただこれらはSH科学トレーニングとしては序の口

しかし。なんと本作には↑の能力値を数値として確認できるインターフェースが用意されていない。え、じゃあ何をどう確認すればええんや？となるが、これも我輩が面白いと感じた点だ。現実で選手をトレーニングすると仮定した場合、当然「能力値」などあるわけがない。「効果的なトレーニングを行えているか」を確認できるとしたら、それはヒロインが大会で出す「記録」だけだ。記録が上がればいいトレーニングができているし、下がったならトレーニング法を変える、このアナログなところに着眼したことがいいなぁと。人間対人間のドラマ、臨場感っ。

体験版で拝見できる↑のようなSH科学トレーニングはほんのさわり、製品版ではよりエッチで過激なトレーニングを実践していくことになる。

▲羞恥心を捨てることこそSH科学トレーニングの第一歩。捕まらなければどうということはない

▲性欲を高めることこそ神髄なり

大会で勝て！　連戦を視野に入れた作戦を

さて、いよいよ大会だ。

▲5月第四週、弟子になってから最初の大会となる県南学校陸上大会

▲大会を迎えて出来ることは「作戦」を決めるのみ、あとは彼女の走りを見守るだけだ

前述のとおり、決勝まで3連戦せねばならないことを考えれば予選・準決は「ウォームアップ」か「スタミナ温存」を選びたいところ。大丈夫、ここまで正しいトレーニングが詰めていればウォームアップでもぶっちぎれる！

▲ふぉぉぉ！緊張してきたぁぁ！がんばれキエたん！

▲全6レーンに並ぶ選手が一人ずつ紹介されていく。テレビでお馴染みのやつだ、もちろんひとりずつ個別にアニメしている

▲いたっ キエたん他選手より断然かわいいぞぉぉ！(何のレース しかし2レーンか、実力者は大体3～5レーンに配置されることが多いのが陸上競技、つまり彼女は無名選手ということだ

▲6人の紹介が終わると「On your mark」(声はないけど)

▲ぴょんぴょんと跳ねて身体をほぐしながらスタートブロックに向かうアニメ。おっぱいプルプル

▲一斉にスタート！キエたんは2レーン、一番奥から2番目だ。カメラワークは彼女に追従する

▲6レーンの田中シゲコがなかなか速いが

▲グングン引き離しゴール直前では独走状態だっっ

▲しかしみなさん名前がシブいですなｗ

▲ちょいと見えづらいかもしれんがタイムは11秒21

この調子で準決も危なげなく勝ち上がり、決勝へ。

▲前2戦をウォームアップでスタミナ温存してきたからな、決勝は出し尽くすオーダーを。「ロケットスタート」や「後半勝負」など作戦はいくつかあるが、まだ基礎トレばかりで特徴もないっぽいゆえ、バランス配分を選択

▲準決まで1位通過だったゆえ注目選手に

▲しかし4レーン、同じ大学の選手・速水。未だ一度も勝ったことがない強敵だ

▲さすが決勝、皆速ぇぇわ！

▲しかし後半、他選手が失速していくなか全く速度が落ちないキエたん、温存してきたスタミナが功を奏す！

　
▲ヒャッハー優勝だぁ！しかしおじさんその金メダルの扱いはどうかと思うのだよ眼福だけど

この勝利でキエの選手レベルは2にアップ。トレーニングと大会を繰り返し、果たして彼女は4年後のヨリンに出場できるのか！？そのためには世〇陸上っぽい大会や選考会で勝たねば。ヨリンへの道は遠く険しい。おいこれ何の記事だ…？

▲6月の大会では冒頭の弾 アイとの直接対決！この程度の相手に勝てねばヨリンなど夢のまた夢だ

▲速水カナとファミレスにて。たまにトレーニングの代わりにこういったイベントもある

▲「私誰よりも速くなるから」と毛利に告げる早川ジュン。彼女は大企業の社長の娘で毛利にトレーナーになってもらいたかった？らしいが、彼はキエたんを選んだ。サラブレットを匂わせるヒロイン、ライバルフラグ立ちまくりですな

おそらく何度もプレイして楽しむ作品ではないと思うが(100mスプリントにゲーム・攻略の幅を持たせるのは難しいだろうし)、4年という長いスパンの、日曜のT〇Sドラマを見ているかのようなストーリーを追いたくなる魅力がある。ゲームとしてもシンプルなSLGだがアナログなところがニクイ演出。SH科学トレーニングというバカゲー要素がヴィンセントさん節でありつつも、土台のしっかりした魅せる物語に仕上がっているんじゃないかなぁと。

ま、まさか最終的に全員SH科学トレーニングを取り入れて「痴女ヨリンピック」になるとかないよな？(ないとは言い切れない一抹の不安

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