サイレント・クライ　レビュー

サイレント・クライ(BAROQUPID)　体験版感想

魔物たちが跋扈する終末を迎えた現代世界を舞台として、メシアとなった女子校生・ノドカが他のメシアを探し集め、魔王を倒すのが目的のMV製のRPGである。ざっくり言えばメガテンライク、リスペクトなRPG、敵として登場する魔物と交渉(という名のエロ)し仲間にすることができる。主人公とパートナーメシア、2人それぞれが2体ずつ契約魔物を召喚でき最大6人PT制。

【体験版評価】8.1/10点 (面白さ8.5 システム8 没入感8 エロス8)

▲学校に隠れ住んでいた主人公だったが、ついに魔物に見つかってしまい犯されそうになる。この事案によりメシアとしての魔力が覚醒する

▲犯そうとしていた魔物がビビッて仲魔になる。このオーガ、確か過去作「ヴァイブレーション!」で見たなぁ

▲主人公達を導いてくれるアンナ。まずはPTを6人にせよ、と

▲メニュー画面。最初のパートナー、シズクがカトリーヌ(付喪神)を召喚、4人PTに。主人公含めメシアは全6人、シズクもその一人。HPや防御を鑑みて並び替えをするのも大所帯PTの醍醐味だと思う

悪い言い方をすれば古臭い面倒くささ、よく言えば往年の名作RPGらしい面白さがあり、エロRPGとしては非カジュアルな部類に入るだろう。

ぱっと見通行可能かわからないマップチップばかりの入り組んだフィールドにはキラキラポイントがかなり配置されており、全部回収するのは結構な根気がいる。フィールドも広い。

▲画面左上のマップはないよりはいいんだが、なんかわかりづらい。キラキラポイントは表示されてないし

仲魔集めも新しい敵が出現する度に主人公とパートナーで「契約」を持ち掛け、敵の種族にあったメシアでないと契約できない(パートナー入替えが必要)など、コツコツと根気がいる作業だ。

▲ピクシーや～!仲魔にしたい、とりま主人公とシズクで「契約の儀」をもちかけるも

▲契約不可。他のメシアを見つけてから交渉しよう

それらを面白いと感じられるかどうかが本作を楽しめるかどうかの分水嶺。我輩は面白いと感じたためこうして筆をとっている。いやぁ、仲魔増やしながらレベリングで6人PTを強化する大所帯感は楽しい。

魔法だけでなく物理にも4つの属性があるためザコでも油断できないものの、物理属性バランスを考えてPTビルドすれば殴るだけサクッと勝てるバランスなど、RPGやってるなぁという手応えある面白さだった。Zキー押しで非常にスピーディに戦闘を進められるなど、今風の遊びやすさもある。

▲鳥族・チンが主人公の交渉に応じ、エロを要求してきた…!(体験版では拝見不可

▲エロをすると仲魔になる

▲シズクが汚れたスク水を渡して契約したナルキッソスを加え、6人PTに

▲ボス戦。メシアと同じように魔物を仲魔にして襲ってくる輩は結構いる。まぁまぁレベリングしたが結構強い

▲シズクの下がすっぽんぽんに。ボスに限らず敵はメシアの服を破ろうとしてくる。まぁ戦闘エロは無いけども

エロに関しては、魔物と交渉で発生するのがメインだろうか。交渉可能なメシアだった場合、相手がコスチュームを指定してくる。それを身につけて再度交渉するとエロシーン(体験版では拝見不可)に、エロ後に仲魔になるという寸法だ。あとはメシア達や♀魔物などのイベントエロがあるようだ。

▲主人公が契約可能なコロポックル。巫女服と黄色水玉パンツを御所望

▲店で巫女服とパンツを買って着替えて再度交渉。マッサージエロを受ければ仲間になってくれる

サークルさん恒例、主人公達がはいている下着が戦闘で汚れていき、ブルセラショップで売ることもできる。汚れていく過程は常時表示されているパンツCGで拝見でき、戦闘中に怯んだりするとカットインCGで汚れる様や漏らしたりするさまを拝見できる。

▲このように

新品パンツをたくさんストックしておき、汚れきったら新品パンツに換えて汚パンツを量産、金策はこれがメインになるかね。女性メシアには体操服や巫女服など着替えもあり。

仲魔にした魔物はレベルだけでなく装備変更や武器の強化なども可能で、お気に入りの仲魔を末永く使っていくこともできる。サークルさんの過去作で言うと「キラライト」に似た作風だけども、世界観は「ヴァイブレーション!」に近い。過去作もそうだったが、SFCくらいのRPGが好きなんだろうなぁと伝わってくるクラシカルな面白さの作品。

▲敵を倒すと低確率でドロップするカード。装備するとスキルを行使できる