7GirlsWar ～高貴だったあの娘を落として堕とすRPG～ スタジオドビー
【基本情報】男主人公 ツクールVXAce製 バランス型 難易度:普通
【体験版レビュー】8.3/10点 (面白さ8 システム8 没入感8 エロス9)
【ゲーム情報】シンボルエンカウント(背後から一撃で倒せる) ターン制コマンドバトル
複数vs複数 逃走コマンドなし タルやタンスアイテムあり Shiftダッシュ
メッセスキップあり セーブはいつでも UI独創性:普通 バトル独創性:普通
遂に陽の目を見ることになった王道RPG
2014年からチーム体制で制作されているであろう大作RPG。我輩の記憶が確かならば当初は2015年予定、延期となり2016年の5月辺りに発売予定だったものの、深刻なバグにより一度は頓挫しかけた作品。長期間制作が滞ったのち制作再開、2018年の年末にリリース予定だったが何度かの延期を繰り返し。遂に、やっと、陽の目を見ることになった。体験版だけでも2時間程度はプレイ可能で、エロシーンも9と多い。
この記事は2016年当時の記事を少し手直し、「※～」以下のテキストは改めて体験版を遊び直し発売前に追記したものだ。我輩の感覚変化も否めないが、サークルさん側でのバランス調整・変化もあるかと。
序盤から拡がる世界の存亡を賭けた大風呂敷なシナリオは、徐々に明かされる過去の回想イベントにより少しずつパズルのピースが埋まる感覚、しかし最初に仲間になるヒロインの女神・サラやその後仲間になるヒロイン達と主人公・ローランの掛け合いにはクスリとさせられ、時に淫靡でエロスな関係となる。
▲バストアップだけでなく全身絵あり
特にたっぷりと「間」が取られた自動イベントと「！」や「…」といった吹き出しの
数々はキャラクターの胸中を想像させ、劇団のステージを見ている様だった。
システム面では「SAA」によるアクション性を取り入れた戦闘駆け引きや、記憶力を
意識させる宝箱回収要素など、「上手くやれば少し楽に進められる」というバランスが
良く練られている。うーむ、熟成されたクオリティであるなぁ。
とまぁ、そんな一通りの抽象的建前を紹介したうえでもう少し具体的に。
本作はワールドマップ上で7つの街から行き先を選択し、街を探索することで付近のダンジョンが出現、ダンジョン奥深くには開きかけた「世界の扉」があり、扉を閉じていくことで世界の滅亡を防ぐ、というストーリーだ。
扉を閉じるには扉に応じた「イリス石」が必要で、それは各街でなにかしら問題を抱えている各ヒロイン達が所持しており、ローランとサラは彼女達と関わり仲間としながら扉を閉じていく。7つの扉に7人のヒロイン、というワケだ。
▲ローランの住む光の国「ノースランド」 ここから全てが始まる
正直序盤の展開、ローランとサラのやりとりには「んー、煮え切らない主人公に悲劇のヒロイン演じる女神様？」という感想で、丁寧に「間」がとられた自動イベントも「なげーな」と、あまり興が乗らなかった。
※改めて遊んでみると「間」はそれ程気にならなかった。改善されているのか、我輩の感覚変化によるものかはわからんが。
しかし各街のヒロインとの出会いやヒロイン関連のイベントを進めるにつれヒロインの背景が深く掘り下げられていき、時折挟まれるサラの過去イベントも没頭感を高めていくのだ。7人もいるヒロインもおのおの魅力的であるし、女神であるサラが何故人間と肩を並べ戦うのか、サラが禁忌を犯してまで愛し神々の怒りを買った男との過去が、徐々に紐解かれる展開は先に先にと進めたくなる。
▲過去の出来事との邂逅 怒れる村人に拘束された女神
▲ライラの過去陵辱回想
ちょっと残念というか、まぁ仕方ない仕様だとは思うんだが、各街のヒロインはその街やダンジョンでのイベントでは大活躍するものの、仲間になった後の他ヒロインのイベントではほぼ絡んでこない。あくまでその街のヒロインがフォーカスされるのだ。まぁローランの故郷に立ち寄ると各ヒロイン共に(主にローランとのエロで)活躍するんだが。それに扉を閉じたらその街でのイベントは終わりという訳ではない(サブイベントも多数仕込まれているし新たなマップが出現したりも)為、隅々まで探索することでヒロイン達の意外な一面が見られるかも。
そうそう、ちなみにローランは戦闘には参加しない。ただの宝石商だから(笑 戦闘はヒロイン達にまかせっきりだがPTのリーダーみたいな。指揮官的なポジション。
どの町から攻略していくかはある程度自由で、体験版では「水の都」と「見捨てられた街」のどちらからでも攻略可。製品版ではもっと自由度が拡がるのだろうか。たたし効率を考えるのであれば、ある程度攻略順は決まってくるだろう。
※他の街にも入ることは可能、ちょっとしたイベントもある。
SAAと戦闘 SAAはアクション性が強い
これは敵シンボルの背後から接触すると「一撃で倒し味方PTの被害ゼロ」というもので、経験値やお金もゲットできる。ボスや「催眠を使う敵」「格上の敵」は不可、どの敵シンボルを倒しても経験値とお金固定などの制約はあるものの、飛躍的にレベリングが楽になる故、積極的に狙っていきたい。
が、ある程度近くに行くと敵が「！」状態になり背後をとるのは非常に困難。背後をとろうとして通常戦闘になってしまうことが多い。
そこで役に立つのが各ヒロインがもつ「SAAスキル」。最初に仲間になるサラは「SAAが成功するとLv×20のHP回復」というスキルをもっており、PT先頭にしておくことで効果を発揮。回復したい時に便利なスキル…だが、そもそもSAAが難しいワケだ。見捨てられた街のヒロイン・ライラが持つ「敵シンボルの移動速度半減」があると一気にSAA成功率はあがる。
※サラのSAAスキルは「通常戦闘後Lv×20のHP回復」に変更されている。
▲ライラ無双 弱い敵程動きが遅くなり、ライラ加入後はこれでレベリングすると楽。しかし調子に乗っていると…
▲思わぬ強敵に自分からつっこんでしまうことに。セーブは細目に。
故にまずは見捨てられた街から攻略してライラを仲間にしたい。水の都で仲間になるナディアは「SAAが通用する敵かどうかを判別する」スキル所持。
▲戦闘中はキャラ立ち絵が微アニメーションする
でだ、通常戦闘なんだが、序盤のサラ一人の状態だと被ダメがデカすぎて3Tもつかどうかのかなりリスキーな戦闘。サラ自身は殴る、ホーリーの火力とヒールでの回復でバランスはいいのだが、いかんせん被ダメがデカく序盤のダンジョンは苦戦必須。前述の通りライラが仲間になるまでSAAは難しく。
※5～6回被弾すると死ねるバランスだが、デフォから使えるヒールで300近く回復しほぼ全快、MPにも余裕がある。最初のダンジョンでのザコ出現数は多くて2体、少しレベリングすれば後々楽になる。若干バランス調整されてる様な。
だが個人的はこのバランスがツボ！敗北してもダンジョン入り口に戻されるだけとデスペナルティも軽め。仲間ヒロインが増えると被ダメが散り、ナディアとライラで3人PTになるとかなり安定、スキルを使い分ける通常戦闘も面白く。
また装備品による被ダメ減は微々たるものだが、通せんぼや強制イベントでとれなかった宝箱を覚えておくと、近い未来にゲット可能なチャンスがあり。
キーボードではQ・Wキーで先頭キャラを入れ替え可能で、SAAスキルの使い分けと背後をとるアクション性、被ダメがデカい通常戦闘での緊張感と、多段構えで面白い。
エロは過去回想陵辱・敗北エロとハーレム
どのヒロインもなんだかんだでローランにホの字(死語)、ローランの故郷である「光の国」に戻ることでラブイチャイベントが進む。ラブイチャエロはヒロインからの手コキやフェラからという段階的エロ、それとは別に各ヒロイン過去回想イベントで陵辱されるシーン、敗北エロなどもあり。
基本80枚以上のシーン！選択肢次第で悪堕ちや寝取られなどもある様だ。各ヒロインは「高貴な娘」だそうで、そんな娘を悪堕ちさせられるとかなかなか滾るものがある。ライラなんかはオラオラな性格なのだが、血筋が高貴ってことかね。イチャラブからの寝取られか…耐性の無い紳士は注意されたし。
▲絵もCVもいい仕事してますねぇ
なんといってもCGレベルが高く、簡易アニメもあってオカズとして美味いし！エロシーンではCVも大活躍でグッジョブ。7人各ヒロインにCV付けるとか、小規模サークルさんではなかなかできんよなぁ。特にライラのCV(涼貴涼嬢)はグッときた。
体験版総合的に
じっくりと世界観に没頭したい紳士向けであり、オラァ！エロイベント発掘ガンガンいこうぜ！な紳士には向かない、まずシナリオありきで楽しみたいじっくり大作RPG。
隠しボスとかヒロイン攻略後の特殊シナリオなんかもあり！カジノや闘技場、トレードやコスプレ、合成まである本格RPGだ。遊び尽くすなら相当なプレイ時間が必要だろう。
※当時はタルやタンスのアイテムがシークレット(キラキラしてない)なのが普通だったが、今となってはやや不親切なのかも。個人的にはこの方が町散策が楽しいけども。
※デフォ解像度が大きくなっているがややぼやっとしている。F12で4段階に解像度を変更可能故、好みの解像度で。
関連作品
主人公キレモノだけど戦わなーい、というとリーフジオメトリさんの「SEQUEL」シリーズか。この作品と違ってセリフ無し主人公だが。
SEQUEL blight (1作目)
SEQUEL awake(感想記事) (2作目)
撫子「ヒロインめっちゃ多いよ」
夢子「お取扱いサイト様です」
7GirlsWar ～高貴だったあの娘を落として堕とすRPG～ DLsite 1,800円(税抜)
FANZA 1,800円(税抜)
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