エロRPG「はいてないRPG」　Yellow Gem

はいてないRPG　体験版感想・レビュー

世界各地のオーブの力が弱まってきたために魔族達が活発化、伝承のとおり「記憶のない勇者」として世界に顕現した主人公・ユウト(名前任意)が、お供の少女達と共に各地を冒険するMV製RPG。この世界の女性は上はともかく下は完全に履いていないのが常識で、すべての女子は下半身というかおま〇こ丸出しである。催眠による常識改変ではなく「はいてないのが普通の世界」だ。

さすがにNPC含めた女性キャラチップにまで下半身丸出し反映はされてはいないが、設定上はNPCも丸出し、ヒロイン達の立ち絵はもちろん丸出しだ。更に男性の発情(勃起)を誘発してしまった女性は責任をもって沈めなければならないらしく、無防備なヒロイン達に勃起させられてしまう主人公は都度ヌキヌキされてしまうのだ。エロシステムとしてはストーリーを進めることで発生＋主人公に穢れが貯まったらエロで浄化。CGもいいし差分も多く、各シーン長め。和姦オンリーかと。

【体験版評価】8.0/10点 (面白さ8.5 システム7.5 没入感8 エロス8)

▲気づくとこの場所にいた主人公、ここは…森？

▲はいてないフィーナに助けてもらう。主人公は当初「はき忘れてる」と思っていたが

▲きっぱり。この娘はフィーナの連れ、妖精・シーリィ。ちんまいサイズで彼女は戦闘要員ではないがエロあり

▲宝箱が多くダンジョンに入る度にリポップ、ランダムで装備品も出る。ただ敵シンボルもかなり多く全て避けるのは難しい。開き直って倒しまくりながら進んでレベリングする感じはハクスラに近いプレイ感覚

▲各キャラのTimeゲージが満タンになると行動可能、また行動ごとに発動までの時間も設定されているRTB戦闘。敵が何か行動してくる際も予兆があり、場合によっては防御したりと戦術性が高めで面白いぞ。ちなみにダンジョン内でのセーブは女神像でのみ可

でだ、個人的に印象的だったのはゲーム部分がかなりレトロFFシリーズをオマージュというかリスペクトしていること。サイドビューRTB(ATB)戦闘はもちろん、カーソル移動音や決定音、敵消滅音などのSE、更にBGMもなんとなくそれっぽいチョイス。特にSFC時代のFFかね。街などには隠し通路や隠しアイテムがいたるところに仕込まれ(よくよく見るとたまに鈍く発光しているが注視しないと気付かないレベル)、本来通れるオブジェクトが通れない場合調べてみるとアイテムが見つかったりと芸が細かい。

▲ただの草むらなのにここ通れないぞ？と調べてみるとアイテムが。ツボやタンスだけでなくいたるところにアイテムが隠されているゆえ探せ探せ―！楽しいなぁ、別にやらんでもいいがやった方が確実に楽になるし何より個人的には楽しい要素

▲井戸にも入れるぞ

ゲーム開始時に難易度をイージー・ノーマルから選択するのだが、ノーマルではかなりのやり応え(敵シンボルが多く避けづらいのもあり)があって、しかし逃走100%や自動戦闘化などの設定も用意されている。ダンジョンでは入る度に復活するランダム宝箱もあってややハクスラ風味、ゲットした装備品を分解して得る素材で武器・防具などを強化することもできてRPGとしてもしっかり面白かった。

ただやや不親切というか説明不足やゲームデザインが微妙なところが散見され、ライトエロゲユーザー向けではないかも。例えばオープニングを経て森を脱出すると「あ、キノコ採りに行ったのに採り忘れてきちゃった！」となり、改めて森ダンジョンを探索するのだが、敵シンボルが多いわさっきより強い敵も交じってるわで、「最初だし楽勝でしょ」と挑んだ軽い気持ちが見事に吹き飛ばされ。あとキノコも森のどこに生えてるのか一切ヒントがなく「まさか森の最奥まで行く必要はないだろ」と思っていたのに結局最奥のボスを倒してキノコ採り完了まで、最初のお使いイベントとは思えないくらいの時間がかかった。

▲キノコ採取のため主人公とフィーナの二人で再度森に戻る。ふむ、道はフィーナが教えてくれるっぽいかと思ったら

▲特に道案内してくれないし敵が強くなってるしで「え？序盤のお手軽イベントじゃないんかい！」と

▲敵シンボルの数もマジで多いのよ。いつものエロRPGの2倍くらいいると思っていい。全て戦うのはきついしめんどいし、適当に避けつつ逃げる(各キャラごとに逃げるを試行できる)をうまく使てもろてで、レベリングと割り切って。ただ、そのうえでエリアチェンジするたびに敵シンボル再ポップで探索テンポがいいとは言い難い

もう一つ気になったのは最初のボスに挑む際「たたきころす」「帰る」の2択で、この主人公達は「たたきころす」なんて言わないキャラだから倒さない選択肢もあるのでは？と勘ぐって調べまくったけども、やっぱりたたきころすしかないみたいでorz 普通に「倒す」にしてくれよここは、と。

▲そんなに悪そうな魔物でもないし、なんで「たたきころす」なのかね…

▲たたきころす。ここまでに意図せずガッツリレベリングになったゆえボスは楽に倒せた。なんとなく後味わるい殺伐としたキノコ採りイベントでした

▲いやそんな楽でもなかったか。属性はもちろん前衛・後衛システム、盾装備で確率で被ダメ軽減、クリティカル軽減などFF5辺りのエッセンスも取り入れられている。杖で攻撃するとMPが回復したり、追加効果が発動したり

そんなことは思ったもののRPGとしてのゲームバランスは結構好きな部類だった。まぁサクッと進めたい紳士はイージー＋自動戦闘でどうぞ。イージーがどれだけ簡単かはわからんけども。

▲お風呂イベント。どっちで発情した？

▲はいてないし、エロになるとスイッチが入ったようにエロくなるフィーナ。これ初回エロですぞ。シーリィのエロもあるぞ。この世界の男どもは、はいてないのを見ても「スン…」なのが不思議。いつものエロRPGとは真逆の世界

下だけ履いてないヒロイン達と主人公の常識のズレがエロスパイスになる一品。かなりやり応えあるエロRPGを求める紳士は特に体験版を遊んでみてほしい。序盤ですでにやり応えを感じたゆえ、進めるほど更に難度はあがっていきそうな。サークルさんのCi-en記事にも「難しい」「テンポ悪い」などのコメも多い。そういうのも込みで楽しめる紳士向け。