腐界に眠る王女のアバドーン 体験版感想

腐界に眠る王女のアバドーン
さくらぷりん  レトロホラーRPG  1,800円(税抜き)
アバドーン

■制作期間3年の時を経て、注目の大作レトロホラーRPGがお目見え!

さくらぷりんさんといえば、同人RPGの人気を定着付けた「パロゴンクエスト」で有名なサークルさんである。その後リリースしたRPG「お師匠様と僕」も大ヒットとなったが、パロゴン~リリース時のインパクトは大き過ぎた。故にこのサークルさんには常に「パロゴンを超える作品を…」と期待してしまっている紳士も多いのでは。我輩だ。

そして本作である。サークルさんのブログで本作の制作を知った紳士は皆期待しただろう。パロゴン~が国民的RPGであるDQを題材にしたのに対し、本作はFC時代のカプコンの隠れた名作「スウィートホーム」を題材にしている。同作品の「扉を開ける」演出などは、後のバイオハザードにも継承され、いわばバイオシリーズの「種」となった作品である。

インパクトという点ではパロゴン~程ではないかもしれんが、長い時間をかけて丁寧に作り込まれたFC風のレトロドットRPGとして、遂にここに完成したのだ。うーむ、我輩は長々とナニを語っているのだろう(笑 ずっと注目されて続けてきた大作だけに少し感慨深いものがあるのかもしれん。

ただし…みんなダイスキ王道ファンタジーではなく、見ての通り本作はとある洋館を舞台にしたホラーRPGである。残酷な描写という程ではないらしいが、仲間が死んでしまうシーンも多々ある様だ。スウィートホームの仲間死亡シーンもかなりショッキングな描写だったがorz そこまでではないにしろおどろおどろしい雰囲気のゲーム故、人を選ぶのは間違いないのである。

更に言うならエロ!デフォルトではオフになっているようだが、BLあり!つまり男キャラと男キャラがにゃんにゃんするシーンだ。百合エロもある様だな。

腐界に眠る王女のアバドーン

■広い洋館を3人PTで探索。誰を選ぶ?気になるあの娘、心強い野郎?

主人公は♂。他♂2人、♀3人、計6人の仲間から2人を選びPTを編成。洋館内を探索し、おそいくる得体のしれないモノ達を蹴散らし、様々な謎を解きながら全員での生還を目指す。PTに選ばれなかった3人も別PTとして行動する。

途中でPTを組み替えることも可能。各キャラには好感度があり、その好感度次第で様々なカップリングが成立、エロシーンが。主人公以外もカップリングする故、時にはエロを覗きみることも。更に寝取ることも可能っぽく。また前述のBL要素をオンにすれば、♂×♀以外のカップリングも成立するワケだorz つまるところ、おどろおどろしい雰囲気の洋館を舞台に、危険な目にあいながらも仲間同士いろいろな組み合わせのカップリングを楽しむRPG、と言えるっぽいな。生還する人数によってエンディングもマルチな様だ。

6人の組み合わせカップリングというだけで、ゲーム内部のフラグ管理とかものっそいことになってそうであるなぁ。バグとりにもテストプレイヤーを募集して相当な時間をかけてやっていたようだ。

マップチップ、キャラの顔グラ、BGM、効果音などディテールまでFC風に拘り抜き、エロCGに関してはCGとドット絵CGの切り替え可能。基本CG140枚!3年という制作期間は伊達ではなく、詰めに詰め込んだ大作RPGであることに間違いはないだろう。ホラー嫌いでなければ是非とも体験版をあそんでみるべし。
なんとなくわかるとは思うが、さっさとエロミセロ!な紳士には向かん。サークルHPには公式サイトや情報交換BBSなども用意されているぞ。

■体験版でも長めに遊べて作品の雰囲気を十分把握できる

体験版では序章である「やまのべ教授編」、その後本編の「ほむら編」を遊べる。ADV的なフラグ立て謎解きが多く、我輩は体験版クリアまで2時間くらいかかった。エロに関しては、ヒロイン二人のドッキリソフトエロイベントのみ。BLは試しとらん!

■見た目とシステムはほぼスウィートホーム!ただ原作ほどおどろおどろしくはない

ゲームを始める前にひとつ。オプションでSPEEDを変更可能。移動速度だ。早くするべし。まずはやまのべ教授率いるPT、やまのべ、かねだ、しまの3人PTで綾小路邸を探索する。

やまのべ教授の知人が綾小路邸のオーナーであり、館を他に譲る前に館内のものを好きなだけ回収していいと。それにのったやまのべ教授は教え子学生を率いて館に乗り込む。しかし本館へ行ける鍵以外を忘れてきた!(なんかここがミソ?

ということで、本館以外の東・西館のカギを息子のほむらに届ける様電話で頼み、まずは本館を探索することにする。ここからゲーム開始だが、やまのべ教授編では雑魚敵エンカウントはなし。故にほぼ謎解き・フラグ立てのADV仕様だ。

見た目的にはほんとスウィートホーム。マップキャラの↑↓←→の方向を変えただけの完全トップビュー(後や左右専用グラフィックがない。あえてしていると思われる)といい、顔グラフィックといい。スウイートホームをやりこんだ我輩はその再現性に感動。本作はさながら、登場人物をオリジナルキャラにすげ替えた原作と同じ雰囲気。

もちろんシナリオは異なるが、館に先に潜入した先人のメモやヒントをアテにして進む点はまさに原作をプレイする感覚に近い。初期のバイオもそうだった。

原作程おどろおどろしくないと感じたのは、BGMが大きい。原作BGMはほんと怖かったorz 演出的にはドット絵で〇されたりするシーンがあるが、原作に比べればややソフトな描写。うーむ、間口の広さに配慮されているなぁ。流石の大御所の仕事。

■基本システム

そもそも一般的な同人RPGとは一線を画す。原作同様RPG要素高めのADVといった感じ。未踏破マップを新しく入手したアイテムで少しずつ踏破していく。ランダムエンカウント・エンカウント率は影を歩くと高めになる。これも原作同様。レベルの上がりやすさはやや上がりにくいか。レベリングで強くなる感はない。

■特徴的な戦闘システム。こころのちからは使えないorz

本作ではHPの概念がなく、恐怖値がそれにあたる。敵にエンカウントしただけでもあがり、敵になんらかの行動をとられてもあがる。ゴキブリやネズミ相手にあがるのはどうなのだ(笑 恐怖値が7.8割まで上がると「はっきょう」状態になるがこれはむしろメリットの方が大きい。攻撃力が飛躍的に増す。

恐怖値がMAXになると失神(=戦闘不能)。失神可能回数はキャラによって異なるが、大体3~4回程。試してはないが、ソレがなくなると死亡っぽいな。敵を倒すと恐怖値がある程度減、若しくは克服して恐怖値ゼロに。ただこれは運の要素とキャラ、もしくは隊列?が影響しているようだ。恐怖値が減らないことも多々ある。恐怖値は❤で表現されている。

装備という概念もないが、武器系のアイテムを所持していると戦闘で「こうげき」を選択することでそれを使って攻撃する。持ってなければ素手。攻撃手段はこれのみ。魔法とかスキルとか、そんなものはない。個人的にはこころのちからを使いたかったなぁ。

回復スキルなんてものもない。回復はアイテムと各所にあるベッドで休息のみだが、アイテム数も有限でベッド使用回数も有限。この辺りのサバイバル感はまさに原作。

各キャラ毎に恐怖を感じやすい敵の系統がある故、そのあたりも考慮すべし。回復アイテムも少なくベッド休息も有限故、初回プレイでは結構難易度高めか。エンカウント数を減らす=最短ルートを行くのが攻略への早道だろうな。

■原作同様、要点は各キャラのアイテム所持数と固有アイテム

各キャラの固有アイテム1とアイテム所持可能数3が曲者。アイテムは大きく分けると回復系、先に進むためのキーアイテム系、武器系に大別される。回復系は恐怖値を減らしたり、毒や呪いなどのバッドステータスを治す故、持っておきたいのがプレイヤーの性。基本3人PT故、それぞれが武器を持てば残りアイテム枠は6。この6つをどう活用するか、そこが一番の悩みどころだ。ちなみにベッドのある部屋にはアイテムBOXがあり、不要アイテムは収納しておける。

各キャラ固有アイテムとその他アイテムで効果が被っているものもある。基本的に固有アイテムは無限に使用でき、その他アイテムは使い切りが多い。固有アイテムはキャラの役回りといってもいいアイテムだが、それは使い切りのアイテムでもまかなえる。攻略重視ならこの辺りを考えてPT編成とアイテム所持を。レアな固有アイテムを所持しているのは主人公と序盤ではやちかだろうか。主人公は3回使用可能な回復アイテム、やちかは特殊な鍵以外の扉をあけられる。

腐界に眠る王女のアバドーン

■エロは…♂3人・♀3人の探索でいろいろありそう。ココが一番力が入っているはず

PTで一緒に行動していると好感度があがる。ステータス等では確認不可。ベッドで休息すると、2人は一緒に寝て、1人は見張り役?になる。この時一緒に寝る2人は好感度によってイベントがある、そんな仕様の様だ。

BLフィルターをOFFにしていれば、♂×♂もあるのだろうなorz 体験版ではソフトなイベントしかなかったが、6人それぞれの人間関係を表現するのはホネが折れる作業だろうに、本作ではそれを実現しているっぽいのだから恐れ入る。これが大御所たる所以なのだろうなぁ…。♂を寝取るとか、婦女子向けなのだろうか。
CGはいわずもがな、さくらぷりんだ。美麗であるし、ドット絵orCGを選べるのは大きいな。

■体験版総合的に

システム・ビジュアル的にはまさにスウィートホーム。やまのべ編、ほむら編が交差するストーリー性もグイグイ引き込まれる。ゲーム性も初回プレイは難易度高めだが、やることがわかってしまえば余裕がでる設計はグッジョブであり、仲間同士の人間関係もきっちり描かれた(と思われる)超良作で間違いないだろう。緊張感を高めるホラー演出も流石。

体験版ではその練りに練り込まれたゲーム性とエロは垣間見る程度だが。原作スキーならあの雰囲気をそのままに別キャラ・別シナリオで楽しめる逸品だ。原作を知らん紳士なら、これまでにない新鮮なエロゲとして楽しめるだろう。FC時代のあの雰囲気が好きな紳士向けではあるが、それを知らん紳士もかなりの確率で楽しめるだろう。同人作品の枠を超える超大作。

<追記>
2,400円→1,800円に価格改訂された様だ。VerUPも一通り済みとっつきやすくなった様だ。

<本作の販売DLサイト>
[さくらぷりん] の【腐界に眠る王女のアバドーン】DMM ADULT同人ダウンロード

本作のifCG集 こちらから入るのもアリかも?100円であるし。左がDLsite.com、右がDMM。
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