烏丸劇場 体験版感想

烏丸劇場
ctn  RPG  900円(税抜き)
烏丸劇場-impression

■最強忍者「烏丸」を打倒せよ!ドット絵尽くしレトロ感たっぷりRPG

かつての役目を終え、数百年間うち捨てられた島は様々な忍者の住処と化していた。その堅牢さたるや、難攻不落の要塞。その頂点に君臨する忍者の名は「烏丸」。忍者である主人公は烏丸打倒の為、島に乗り込む…こんな導入ストーリーのRPGである。見た目からしてドット絵尽くしでレトロ感押し。

ふーむ、ドット絵のレトロRPG増えたな… 故にドット絵推しなだけでは厳しくなってきた。レトロRPGの模倣ばかりでなく、ゲーム性やオリジナリティも求められそうだ。そういう点では、本作はかなりオリジナリティが溢れている。我輩、この時点でwktkだ。どんなゲームなのか… ひとりで巨大な要塞に挑む感はほんとwktk。

サークルさんの紹介的には、探索系脱衣RPGとある。探索系はまだしも、脱衣とな…?体験版のデータは製品版に引き継げないなっしーらしい。問題なっしー。

■体験版でもかなり遊べる

体験版でどんなゲームなのかがわかる程度に、いやそれ以上に遊べる。新鮮でオモシロス!これまでの同人RPGではあまりみないタイプなのは間違いない。ただしエロ要素は敵を倒した時の脱衣ドット絵オンリーっぽいのである。

■ドット絵レトロを活かした斬新なゲーム性 なんだこのアナログ感!

まずは感想を。面白いぞコレ!ドット絵・FC風BGMを前面に押し出しつつ、ポートピア~等、昔のADV的なアナログ感。それをRPGでやっちゃっているのだ。ゲーマー向けの特異なゲーム性である。ただ、エロに関しては薄い…orz 勿体ない。

具体的にナニがアナログなのか。まず主人公は一切セリフなし、NPCすら喋らない。説明が必要な状況では「~を欲しがっている様だ」等シンプルなテキストのみ。文字情報量が絶対的に少ないのだ。

ゲーム自体は探索範囲を広げていくタイプだが、序盤から結構な範囲を探索可能で、逆に「こんなに進めていいの?」と心配になる。NPCは何も言ってくれんし(笑 あ、ここ開かない…。あの宝箱どうやってとるんだ?ここあからさまに怪しいけど入っていいのか… あのメモどういう意味だ?ドキドキしながらの手探り感が楽しい。
感覚として前時代のADV。忍者は足を使って情報を集めるのだ(笑

烏丸劇場

ゲーム内の雰囲気は「九龍城」。サークルさんもそんなイメージで構築したらしい。内部は広く、しかし灯りが少ない為やたら暗い。必然的にマップが見づらい演出。下層にいる忍者?達(忍者に見えん輩も多い)はそこで生活しているらしく、いちいち侵入者に反応しない。話しかけても基本無反応。 ロマサガっぽい。
何かを欲しがるNPCはいてもヒントをくれたりするNPCは皆無だ。とーせんぼしていたり、真っ黒いNPCは敵。接触するとバトルになる。ちなみに敵はすべてくのいち?だが、銃を使ってくるオートマタ的なヤツもorz

■戦闘ログなしのアナログバトルが新鮮!

特にアナログ感が強いのがバトル。本作ではバトルに突入すると美麗な敵ドット絵と主人公ドット絵、HPバー、アイコンコマンドが表示される。コマンドを実行してもいわゆる「戦闘ログ」やダメージなどの「数字」が出ない!戦いながらお互いのHPバーの減り具合で優劣を見極める感じだ。ログがない故、敵が特殊な行動をとっても、エフェクトで判断するしかない。例えば敵がガラス的なシールドを貼ったりしたら防御アップ?攻撃アップ的なエフェクトだったら次ターンは防御した方がいい?などなど。

戦闘ログだけならいざ知らず、ダメージの数字まで排除されたアナログ感。「4回攻撃中、2回ヒット、1回クリティカル、1回外した… クリティカルでこれしか減らないということは敵HP結構多そうだなぁ…次のターン、このHPで耐えられるか?いやクリティカルはもたないかも…」

強敵との戦闘中はこんなことを考えさせられる。ゲームオーバーはセーブデータからやり直し。この緊張感は久々かもしれん。実に面白い!プレイヤー自身が成長していく幅が大きい。戦闘に入ると逃げるコマンドもない故、セーブは大事。

■セーブもちょっと特殊 こまめにするとその分手間がかかる

セーブはアイテム「紙飛行機」を使用すると、セーブ部屋(?)に飛ぶ。そこで回復とセーブが可能。紙飛行機は戦闘時以外いつでも使えるが、セーブ部屋から出るとゲーム開始時地点にほど近い場所に戻されてしまうのだ。そこは武器強化やステアップ、術修得、おにぎり購入可能な自販機が並んでいて、主人公強化はここで、な拠点スポットである。セーブの度にここに戻るワケだ。ちょっとトルネコ・シレンぽい感じ?

ただ現在進行形の攻略マップに戻る為に、これまで攻略してきたマップを戻らねばならんことは手間であることには変わりはなく。故にそろそろ戻ってセーブした方が…という気持ちとギリギリまで探索したい気持ちのジレンマ。その見切りもゲームをしながら学ぶべし。進めるだけ進めて、「この敵シンボル、ヤバそう」と感じたら迷わず 戻ってセーブがオススメ。

■主人公の成長にある程度の選択肢あり 武器重視かステをあげるか?

主人公の強さはほぼ武器で決まる。本作にはレベル、武器以外の装備品要素はなく、装備する武器で、HP・MP・ATK・DEF・SPD・INTなどの各ステータスを補正する。

武器にはデフォ装備のクナイ、ダガー等の種類があり、それぞれ特徴が異なる。クナイは各ステータスをまんべんなく上昇、命中率アップ。ダガーはATK、SPDに優れ、クリティカル率・攻撃回数もアップする攻撃特化武器。武器は銀貨で強化可能だが、銀貨は手に入り辛い。故にどの武器を重点的に強化するかが、主人公の成長を決定づける。火遁や水遁などの術も存在する故、INT重視の選択もアリだろう。

武器以外も銀貨を消費して、主人公のステータスを底上したり術修得も可能だ。術はデフォでHP全快の術を覚えていて、これだけでも序盤は随分戦える。序盤は武器を鍛えた方がいいと思うぞ。銀貨が足りなくなりがちだが、雑魚敵を何度も倒して銀貨を集めることもできる。効率は悪いが。銀貨集めで雑魚敵を倒していれば、回復アイテムも結構手に入る。多少強い敵と遭遇しても回復アイテムをじゃぶじゃぶ使えば勝てることもあるぞ。

■戦闘は攻撃回数、命中率、クリティカル、回避が重要?

先ほどまで苦戦していた敵が武器を強化して戦うと雑魚。本作ではそういうバランス。特に攻撃回数、クリティカルが増すと攻撃面は飛躍的に強くなる。攻撃回数は文字通り、一度の攻撃での回数。攻撃回数+3の武器なら4回攻撃。一回毎に回避・クリティカル判定あり。

本作のクリティカルは「防御無視」故、強い。ただクリティカルは「運」要素が大きい故、安定して戦うには手数も重要か。製品版ではもっと別のタイプの武器もありそう故、↑だけとは限らん。

■マップは見た目より立体的!アクションゲー的なギミックもあり

本作では一般的なウディタ製マップとは異なり、3D?な立体的マップを採用。建物や壁の影になっている部分が見た目以上に広い。そういうところを歩いてみるとアイテムが落ちてたりする故、侮れん。画面の暗さも手伝って行ける場所が判別しづらい。

この「見えないところを歩いて探る」というのもアナログ。隠しっぽい部屋もあったりする。(倒した敵が逃げていくのを追ってみると…)また、タイミングよく渡らないと落ちる床などのギミックあり。その他真っ暗で一歩先しか見えないエリアもあったり、進む先々でプレイヤーを阻むギミックがありそうだ。

烏丸劇場

■体験版総合的に

FC初期やPC98・88時代の手探り的ADVな面白さを、RPGで表現した手法やアイデアは素晴らしく、実際遊んでみるとのめり込む面白さだった。雰囲気で言えば「黄色いころの秘密」が若干似ているか。若干な。

こういったレトロ風ゲームは最近増えてきているが、極力テキストを排した演出や展開は類を見ないデザインじゃなかろうか。キャラの動きや声っぽい効果音が実にいいデキ。戦闘バランスもよく、成長の楽しさもしっかり味わえる。

反面、エロが敵を倒した時の裸だけなのが痛い。ドット絵自体は非常にクオリティが高くオマタから液が流れていてエロイのだが、それだけというのも…orz ゲーム部分は他ゲーにない良さがあるだけに、勿体ないとしかいい様がない。よってエロはドット裸だけでもイイ、というゲーマー紳士には激しく体験版をオススメ。
我輩にこのクソ長い感想を書かせるほど、wktk感と面白さ、面倒さがここにある!

<追記>
ver1.6に。セーブポイントが増え、難易度はぐっと下がった。更に「公園マップ」の追加で一度戦ったくのいちと何度でも戦える。

<本作の販売DLサイト>

ジャンルは違うが、アナログ感が似ていると思った作品
.H2[LiVE]


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